ハイロウズde生涯学習

夜は、足柄山の金太郎ホール(ホントにそういう名前なんだってば!)にハイロウズを見に行った。
ハイロウズは好きだし、ライブを見れば必ず“見てよかったぜ!”って思うバンドだけれど、ハイロウズだけのために自分でチケットを取ったことはない。ましてやハイロウズのためだけに地方遠征したこともない。今回も、ハイロフリークのNちゃんのお誘いです。
それにしても、なんでわざわざ足柄山まで?(ってかそこどこ?)って感じなんだけども、どうやらこのライブ、小山町教育委員会(笑)が主催者で、間にプロモーターを通してないせいか、それともチケぴ扱いじゃないせいか、チケットが余ってるらしい…というのだ。
「せっかくだから帰りに箱根に泊まって温泉入ってさ、
 翌日御殿場のアウトレット寄って帰るってのはどう?」
と誘惑するNちゃん。むむ、それは魅力的。1泊2日の温泉ハイロお買い物ツアー。っつーわけで、金太郎ホールがどこにあるかもよくわかんないまま行くことに決定。
チケットを買うためにNちゃんが町役場に問い合わせたところ、めちゃくちゃ丁寧な対応だったうえに、わざわざいい席をプレイガイド(という名の町内の本屋)から引き上げて郵送してくれたらしい。しかもチケが入ってた封筒の差出人は“小山町生涯学習課”だって。ハイロウズ生涯学習。ステキっす。送られてきたチケもいまどき珍しい手作り風味だよ。いい町だなおい、小山町

当初はクルマを出そうと思っていたのだけれど、まんがいち箱根で雪に降られると面倒なので、電車を乗り継いで行った。駿河小山の駅は御殿場線(二両編成)で国府津から30分ちょっと。まあ横浜から1時間半ってとこかな。17時半、神奈川か静岡かよくわかんないけど駿河小山駅着。おりたら、とりあえず何か食事して、駅前からタクシーを拾おうぜー…っていうもくろみは、駅降りてすぐはかなく崩れた。駅前は真っ暗。なんにもなかったのだった。
目の前の観光協会の事務所の扉を叩く。入るなりおばさんが「あ、ハイロウズ?(^_^;」て笑ってます。さっきも似たようなお客さんがすがりに来たらしい。「とりあえずタクシー呼んであげるねー。なんか食べたー?食べるとこないよー。途中でローソンに寄ってもらいなねー」すげえ親切。いい町だなおい、小山町
タクシーは5,6分でやって来て、真っ暗な道をうねうねのぼり、ローソン寄ったあと文化センターに着いた。目印もほとんどないし、ここ自分のクルマで来たら辿りつけなかったかも。いやしかし、さすが税金で建てた建物は立派だなー。
金太郎ホールは小さいながらも、階段状に椅子のある立派なホールだった。音響も悪くない。後ろのほうはちょっと席あいてたみたいだけど、駿河・沼津近辺のハイロフリーク大集合で、始まる前からゴー!ハイロウズ!ゴー!の大合唱。
さて、ライブ。前半はヒロト珍しいくらい声出てなくて、あれ?風邪かな?と思った。が、そのマイナスを埋めようとするかのようなハイテンション。途中で本人も「たのしいなー。声調子わるいけどたのしー。よのなかダメだけどたのしいってことあるよなー。そういうもんだよなー」とおっしゃる。しかし、革ジャンを脱ぎ、Tシャツを脱ぎ、一枚脱ぐごとに声もだんだん出てきて気にならなくなった。後半はいつものようにヒットメドレー。調子悪いならもう少しブレイク入れればいいのにと思うんだけど、物凄い勢いで演りまくる。これじゃ太れないよな。
私はそんなにたくさんライブに行ってないのでよくわからないけど、アンコールで久しぶりに『ブンブン』が聴けてよかった(by Nちゃん)そうだ。そうか久しぶりなのか。で、最後はヒロト全部脱いですっぽんぽんになってました。いつになく席が前のほう(しかも小さいホール)だったので、いつになくくっきりと拝見しましたよ。むふふん。全部で1時間半。「ありがとーまた来るよー」とご本人たちはご機嫌で去っていったけども、教育委員会がまたよんでくれるかなー(^_^;とちょっと心配(脱いじゃったしね)。またよんでくださいねー。の気持ちを込めてアンケート書いた(他によんでほしいアーチストの欄には“ゆら帝”と書いておいたぞ)。いやホントにね、ハイロウズ見ると元気になるよ。毎年あんだけのツアーをこなして、毎回全力疾走で。マーシー先生のもとでわたしもロックを生涯学習したいものです。


御殿場行きのバスに乗るには50分近く待つというので、タクシーをよんで箱根へ向かった。「お客さんどこから来ただら〜」「そこはどこだら〜」だら〜だら〜って駿河弁なんすね。東京から大して離れてないのに、コトバって変わるもんだね。素朴で感じのよいおじいさん運転手さんだった。21時、箱根の宿(会社の寮)着。今夜は降ってなかったけど、路肩には雪が積もってた。
部屋に入っておにぎり食べて、温泉であったまって、コンビニで買った酒を飲みながら1時近くまでおしゃべり。
ちなみに金太郎ホールの次の催しものは忍たまらんたろうショーだそうです(笑)。