わたしも欲しいぞ『妄想彼氏』

近々南の島に一年間、ロングステイしに行ってしまうCちゃんから、ケータイメールが来た。
「あっち行って”彼氏がいない”って言うとなにかとやっかいなんで、
 Rくんを妄想彼氏に設定してもいいですか〜?」
ん?妄想彼氏?
Cちゃんにはいま彼氏がいない。が、Cちゃんはもてる。
“彼氏いるの?”“いないんです”なんていちいち答えていたらいろいろやっかいなことがおこりそう。
“いますよー”ってことにしておいたほうが安全っちゃあ安全だわな。
そこでなぜか大阪のライブばかRくんを、彼氏という設定にしたいというのだ。
いいですか?って言われても、残念ながら私の持ち物ではないんだが(^_^;


この世に存在しない男(まったくの妄想)を彼氏にでっちあげるのは確かに難しいし、ちょっとイタイ。
その一方で、よく知ってる(けど別にどうでもいい)人間を設定するのも、気持ち的に入り込めない。
そこで、一度も会ったことないけど(一度酔っぱらって電話で話ししただけ)ソーゾーだけは膨らませられる私の友だちRくんに白羽の矢が立った…のではないかと推測する。さらにはロック好き、痩せ体型、関西人、ちょっとイチロー似…ってとこがCちゃんの妄想のツボを刺激したのではないかと推測。やったなRくん!祝・妄想彼女ゲット!(っつーかキミにはリアル彼女がいたよな?(^_^;)。まぁ、あっち行ってあれこれ尋ねられたときに“彼氏は大阪にいてー”“そうですねー今頃フジロック行ってるかなぁ”とか、テキトーに想像されるだけなので、安心しろ>Rくん。


しかし、私は思う。あれこれ答えるにはあらかじめふたりのヒストリーを用意しておかなければいけないんじゃないか?その際には、思いっきり妄想の花を咲かせていただきたい。
“グリーンデーのライブでー、ダイブしてる私を受け止めてくれたのが彼でぇ”とか“HMVの新譜コーナーで最後の一枚になってるさんぼますたーを同時につかんだひとがいて…”とか。どんなトークを繰り広げるのかぜひぜひ教えてもらいたいものです。そしてCちゃんの中で妄想Rくんがどんな人物へとカタチづくられていくのか。リアルRくんを知る私としてはたいへん興味深いです。まちがっても“彼はびーずのいなばが好きでぇ”とか言うなんじゃないよ?それはさすがに私が許さん!!
とか何とか言いつつ、向こうに行ったらすっげえいい男がいて“彼氏?そんなのいません!!”とか即答してたりしてな(笑)>Cちゃん。いずれにしても気をつけて行ってらっしゃいましね。