斉藤和義/青春38きっぷツアーファイナル@渋谷公会堂

ちょうど沖縄ではビークルとハイロが(別々のライブハウスで)演ってる頃だなあと、南に思いを馳せながら。とりあえずはきょうが仕事にならなくてホントよかった。渋公での和義はしょっちゅう見ているような気がしていたけれど、渋公で演るのは“2000年ぶり”だそうだ。2000年ぶりって。2000年前に演ったのかよ?というツッコミで会場が湧いてましたよ。
シンプルなステージにいつもの三人が一列に並ぶ。真ん中が斉藤サン。向かって左のもっくんは、なぜかリーゼントにノースリーブの黒革ベスト(もーほ風)。あまりにぶっとい腕でばかすか叩くので、ドラムスティックがおハシに見えた。
オープニングは『FIRE DOG』なつかしー。
続いて『ボクの踵はなかなか減らない』と、かなりロックなはじまり方。でも『空に星が綺麗』やアコギで『砂漠に赤い花』なんかも演ってくれてちょっとウルウル。あと『ワッフルワンダフル』のギターが本当に素晴らしかった。しかし何と言っても圧巻だったのは『モルダウの流れ』のカバーだね。なぜこの曲を歌おう!と思い至ったのかは知らないけども、あの物悲しさが和義の声にはぴったりで、まるでオリジナル曲のよう。平原ナントカの『JUPITER』に並ぶ名カバーなんじゃないかなあと思う。そしてそれに続いて『老人の歌』。もう泣けるってば!
ラストは『ジレンマ』に続き『I'm free』。で、アンコールは『歌うたいのバラッド』から。アコギ一本で熱唱。ええ曲や。そして、最近主演したという映画http://jvcmusic.co.jp/saito/tameiki/のために書き下ろした新曲『ため息の理由』を演った。これまた穏やかなやさしい曲でしたよ。さらに『wonderful fish』『歩いて帰ろう』で終わって、3人でごあいさつ。客電もついてさぁ終わり…?と思いきやアンコールの拍手が鳴り止まず、かな〜り待たせて再登場。『社会生活不適合者』演ってホントに終わり。あぶねー、帰るとこだったよ。全部で2時間半で終了。映画にしろカバーにしろ、斉藤さんが澱まずに動いてくれてることが嬉しいです。
MCでは、今年のツアーは39本まわった、来年は40歳だし40本…ってな話の流れで
「オレ、世界で一番オ◯ニーしてる40歳だと思うよ。
 オ◯ニー40本だったら楽勝、10日でクリアできる」
とかおっしゃってました。なんとまあ生々しい…いや、そういう人だからこそせっちゃん!なわけですが、ずいぶん昔にわたし、さいとうさんに握手してもらったことがありまして、思わずそのときの右手の感触を思い出してちょっとビミョーな気持ちになったです。うへぇ〜思い出すなって!(^^;