MONGOL800 VS BEAT CRUSADERS@渋谷O-WEST

そんな風に言われたあとでは、これからまた“ライブ行くんだよ”とは誰にも言えず、こっそり仕事を早く切り上げ渋谷を目指した。モンパチとビークル、久々の対バンです。01年のモンパチ『message』のレコ発もON AIR WESTで、対バンはビークルだったこと(他にB-DASHスカイメイツ、ドミノ88も出たけど)を思い起こし、ちょっとしみじみ。そして、新生ビークルとはモンパチ初対バンとのこと。
モンパチ東京2DAYS(明日はエルレと対バン)の初日ということで、ゲストのビークルが最初に演奏。『ISOLATIONS』から始まって、1時間弱。『BE MY WIFE』や、ひたちなかでも演ったジミー・クリフのカバー曲も演った。ガツンとキレのいい演奏で、もう貫禄十分だね。MCではロックインジャパンの裏話を披露。バンアパのメンバーがミスチルを見ながら泣いていたって話。
バンアパがなんでミスチル聴いて泣くんだよ?これがロックか?”って聞いたら“だって、中学生時代を思い出して…”って言われたそうだ。“中学か。やっぱDNAに訴えるモノにはかないませんね。オレは成人してました”と、ヒダカさん。はい、私も成人してました(^^;


さて、ビークルでさんざん盛り上がったあとは、アラバキぶりのモンパチです。まずはビークルを真似た手作りお面をかぶってムカデダンス(ひと昔前のビークルの入場ダンス)で3人が登場。そのお面がいかにも手描きで笑える〜。さらに一曲目が『PARTY』つづいて『DON'T WORRY BE HAPPY』と、ファーストからの曲で始まったのにはちょっとビックリ!ドラムのサトシ、どんどんうまくなるなぁ〜。間に新曲(!)をはさみつつ、ラストの『あなたに』まで、やはり1時間弱。自ら“ビークルと対照的”と言う、ちっともうまくならない素朴なMCでは“引いてますよね?ウン、僕たち(客席がシンとするのには)慣れてますから”と、静まる客席に余裕を見せた。ええ子たちや。アンコールは『愛する花』と『夢叶う』。最後はサトシのドラムスティックがばっきり折れて飛んでった。激しいッス。日本語の歌は大合唱で、歌の持つ強さをしみじみ見せつけられたです。心に届く歌は、はやりすたりと関係なく残っていくものだね。
沖縄にしっかりと根を張り、今でも敢えて露出をおさえているモンパチ。その姿勢は、世の中から消費されないように、じっと息をこらしているように見える。でもその間に確実に実力をつけていってるね。さまざまなメディアを味方につけて快進撃を続けるビークルとは、ある意味、手法が正反対だけれど、どちらも“らしい”やり方で、前へ進んでいるのが頼もしく思えた。ライブの楽しさと、2バンドの再会に立ち会えた喜びとで、本当にハッピーな一夜でした。


ライブのあとは、沖縄チームのみなさんとちょっとお喋り。そのあと相方と、居酒屋で軽くごはん食べながらビール、サワー、サワー、サワー。かなり酔っぱらって帰宅。だって楽しかったんだもん。ちなみにモンパチは10月26日、AXでBleachと一緒に演るそうです。Bleach!スケちゃんlove!大好き!!楽しみだなぁ。