みのすけ、内田雄一郎プレゼンツ 同窓会クリスマス

いまや役者として大活躍のみのすけ氏が、かつて筋肉少女帯のドラマーだったことを知っている人がこの日記を読んでくれている人のなかに何人いらっしゃるか。かつてのバンド仲間であり高校の同級生でもあるふたりが主催した、同窓会企画。なんと出演は、最近復活したナゴムの雄、木魚!!そしで内田雄一郎(EX.筋肉少女帯)率いる、うっちーず。そして、みのすけさんのソロバンド。
木魚のライブがまた見られるなんて。ツネヲくんはどんなオトナになってるのかしら?ドキドキわくわくで待ちこ焦がれた開演時刻。始まると同時に、大槻ケンヂくんも、客席にこっそりやってきた。音楽活動をやめて10年、いまは九州に住んでいるというベースのニャンコ先生も、かけつけてのライブ。ツネヲくんは、はっきり言って、ぜんぜん変わってなかったです。黒い着物に、白塗りメイク。オヤジ臭くなってもいなかったし、声も健在。低体温ながらに熱唱するという独自の技に、涙ちょちょぎれ。新宿の七色仮面の歌も、ウィーアー木魚も歌ってくれた。ただ久しぶりに飛び跳ねて、ご本人はかなりゼエゼエだったらしい(笑)。
つづく、うっちーずのメンバーは、内田くんとミューこと三浦くん(EX.有頂天、P-MODEL)。一曲めは、内田くんのオリジナルカラオケによる「時の過ぎゆくままに」だよ。歌い込んでますなー。時折、三浦くんがギターを弾く。三浦くんがギター弾いてるとこ初めて見た。筋少の歌と、空手バカボンと、その合間に熱唱カラオケをはさむ大爆笑構成。長髪ベルボトムで「ふれあい」(中村雅俊)とか歌わないでよ(^^;しかも「あずさ2号」ツーコーラス目からは水戸華之介(EX.アンジー)が乱入だ!内田くんと水戸さんの「あずさ2号」は渾身の宴会芸だな。しかし久々に聴く水戸さんのボーカルは素晴らしかった!
大いに笑ったあとで最後に登場したのは、みのすけさん。筋少を抜けたあと、芝居の中で時折ギャグのような感じでギターを弾きながら歌う姿は見たことがあったけれど、こんなに本格的に音楽活動を再開していたとは。まずはアコギの弾き語りで二曲ほど。そこからパーカッションとのセッション、さらにkey、トランペットが加わって。と、構成も雰囲気もCORNERに近いかな。甘い声で、詩情たっぷり。特にパーカッションと二人で演奏しての曲は圧巻だった。いやはや、こんなことになっているとは。嬉しい発見ですよ。
そして、最後は、うっちーずとみのすけバンドのセッション。水戸さんのボーカルでパンクな『MY WAY』のあとは、みのすけさんが20年ぶり?にドラムを叩いて、これまた水戸さんボーカルで初期筋肉少女帯の名曲『釈迦』!!うぎゃーー。会場は興奮のるつぼざんすよ!と思っていたら、ツーコーラスめからはなんがと、オーケンが乱入だ!21世紀にになって、みのすけドラム、内田ベースで、大槻くんが歌う『とろろの脳随』が聴けるとは思わなんだです。あーー。同窓会っていいなぁ。
ライブの途中で、みのすけが言っていた。「再結成とかね、そろそろ今演っておかないと、メンバーが死んだりしますからね」って、ホントそうだよね(^^;。役者だったり、作家だったり。お互いのポジションやメインの仕事が変わっても、みんなずっとロックが好きで、元気で生きていて、こうして再会して一緒にライブができること。そこに立ち会えること。こんな幸せはないよ。今年はいろんなバンドが解散しちゃったけれど、みんな元気でいてくれれば、それぞれの新しいチャレンジに立ち会うことができる。そして、こんな再会ライブを見せてもらうこともできる。みのすけさん、内田くん、すてきなクリスマスプレゼントをありがとう!