RHYTHM OF FEAR＠新宿ロフト

ロッソのライブは当分ないみたいなんで、ロッソ欠乏気味のあたくしとしてはTHE BIRTHDAYに足を運ぶわけです。まぁ暇なんですよ、最近。本日の出演はTHE BIRTHDAY、榎本くるみ、５４−７１。行ってみたら、あらまーけっこう空いてるじゃないの。ドリンクカウンターの前に机と椅子が出てるよ。
トップバッターは、THE BIRTHDAY。♪ハッピーバースデー〜の曲にのって登場です。前回のユニットのときはあまりにびっくりしたので、何聴いたかあなんまり覚えてないんだけれども、今回はしっかり聴いた。一曲めはかなりヘビーにサイケな曲。もう照井さんファンには悪いけども、私のなかではコレ、ロッソとあんま区別できないや。本日のチバさんは、リーゼント気味。前髪うっとくない。今井氏は黒シャツの前をはだけて、がん飛ばしながら弾きまくってて、ちょい悪オヤジを通り越し、まるで極悪オヤジだよ。きゅーちゃんはひと目も見えなかった。本日も３０分くらい。しみじみとかっこよかったすね。こんなにフロアがゆるゆるなTHE BIRTHDAYを見ることも、今後あまりないだろうなあ。
案の定、THE BIRTHDAY終わったら、さーっと人が引いちゃって、寂しいったらない。私も帰ってもよかったんだけど（というのも過去、５４−７１にあまり良い思い出がなかったので）、あまりの閑散っぷりに、通りすがりの身ながらに「そりゃねーだろ」と。ステイすることにした。
次の榎本さんは、きれいな声で素直に歌う、まぁどこかで聴いたことのあるようなボーカリストのお嬢さん。お顔もかわいい。隣に座ったアコギの兄さんが伴奏している様子は、まるで、るくぷるなのだが。数曲演ったあとにピアノ伴奏で歌い始めたのだが、これがびっくり！こんなに音痴で単調なピアノ伴奏は聴いたことがねえぞ。段差のところに座って、ステージを見ずに聴いていたのだが、思わず「誰が弾いてるんだ？」と確かめたくて、立ち上がっちゃったよ（ご本人でしたー汗）。音をはずすだけならまだしも・・・こりゃ他人に聴かせるレベルじゃないっしょ。いいから歌に専念してくれよ。と思ったらご本人も「お聴きぐるしいところを見せてしまって」ってあーた、あたしがあなたなら楽屋帰ってさめざめと泣くところだ。もうこのへんでやめとこ。
そして、最後５４−７１。前に見たのはいつだったかなぁ。イースタンと一緒だったかな。ニワトリみたいなボーカルの動きも声も、生理的に受け付けなくて（好きな人にはそこがたまらないんだろうけど）うわ、こりゃ勘弁・・・と思った記憶しかなかったのだ。再び座って開演を待つと、激しいリズムにキュルキュルとネズミが鳴くみたいな、気持ち悪くて気持ちいい音がきこえはじめた。あれ？ＤＪと思ったら、すでに５４−７１の演奏が始まっていたのだった。あれれ。あの不気味なボーカルはいなくて、いつのまにか５４−７１は、ベースとドラム、キーボードの３ピース・インストバンドになっていた。あとで調べたら、ギターが抜けて、ボーカルのあのお方がキーボードに転向したのね。いや〜これ大正解！！前のスタイルが好きだった人には申し訳ないが、このキーボードが気持ちいいのなんのって！！変拍子ドラムと重たいベースに、キュルキュルきーぼーど。かっちいい。このリズムだったら、ひと晩じゅう踊っててもいい。ひと晩じゅうでも聴いていていいわ。途中で帰らなくてよかった。いまの５４−７１が見れただけでも、今日来た甲斐がありました。神様、こんなめぐり合わせをありがとう。