『ナイロビの蜂』

そろそろヒマ月間もラストスパートにさしかかったので、思う存分ヒマを味わうべく仕事のあいまに映画鑑賞。
ひさしぶりに昼間の映画館ですよ(^^;意外と人がいます。スーツの男の人はいなかったけどね。


庭いじりばっかしてる外交官(夫)と、この世の貧困や悪を放っておけない闘う妻。赴任地のアフリカで妻は何者かに殺されてしまう。残された夫は、その謎を探るうちさまざまな真実に出会う。妻は何と闘っていたのか。そして不貞を働いていたのか…。
冒頭は、なんでこんな男とこんな女が結婚してんだろ?ってそればっかりが気になってたけど、物語が進むうちに、なるほどこの男の外交官としての粗忽さ加減というかダメさ加減(良く言えばピュアなところ)こそが、妻のココロを掴んだのかもと思えてきたよ。生きて一緒にいるときよりも、失ってからのほうが相手を理解できるというのは、皮肉というか。人間、相手のことがわかっているようでも、わかろうと努力しなければ、理解しあえないのかもしれないね。
しかし、このラストは…かっこよすぎないか?(^^;アフリカとイギリスの色彩の対比が素晴らしくて、良くも悪くも映像の美しさがアフリカの悲惨さを救ってます。