ボアダムスVS ゆらゆら帝国@日比谷野音

家を出る頃にはあがっていた雨が、野音についたらまた降り出した。うへぇ。
でも中に入って、ドラムセット3台と卓が円陣を組んでるセッティングを見たら、
それだけでもうあがったよ!雨のことなんか忘れちゃったよ!!
しかも、Bブロック前方。思った以上に近い席。ふふふ。
ボアダムスのライブを見るのは実は初めて。
ナマのアイちゃん見るのもハナタラシ以来だもん、何年前だよ?って話だ。
17時半きっかりに4人が現れ、ライブが始まる。その瞬間、ピタリと雨がやんだ。
うおー。これが噂の3次元マウスか。かっちいーのー。
3台の乱れ太鼓を指揮するように奇声を発するアイちゃんは、ズンドコ村の村長さんみたいだ。
いやしかし、キモチイイね。祭りの基本は太鼓だね。
ドン!ドン!ドン!ドン!なんだか日蓮宗のお経みたいな箇所もありつつ
4人が円になって両腕をふりあげた瞬間、そしてラスト全員立ち上がって
キラキラとシンバルだらけになった瞬間は、トリハダ立ったすよ。
うーん、やられた。1時間ちょっとでボアダムス終了。
それにしても今日の野音はびっちびち。びっしり満席ソールドアウトなのに、
立ち見の当日券も出すなんて、良心的だよね。
セットチェンジの間にすでに照明が赤かったり紫だったりして
いやがおうにもゆら帝への期待が高まります。
日没の残照がまだ残る薄明かりのなか、ゆら帝が始まった。
ボアダムスが終わる頃から、またしとしと雨が降り出して来たのだけれど
もう関係ねーよ。カッパのフードもはずして、耳全開っす。
坂本さんは、ま緑のシャツに赤ベルボトム。なんか1人クリスマスみたい。
で、一曲めは、いきなり『3×3×3』ですよ。いきなりそこから行くかよ!
そのあと『男は不安定』『夜行性の生き物三匹』『タコ物語』…と、
セットリスト的には最近の定番曲、しかもミドルテンポの曲が中心と
あまりメリハリのない選曲だったような気がしたけれども
坂本さん自身はメリハリたっぷり。
野音の広いステージを存分に使ってバレリーナのように熱奏。
ラストの『EVIL CAR』でアンプから横飛びジャンプで飛び降りたときには、
雨ですってんころりん行くんじゃないかとひやひやしたっすよ(^^;
そうそう、『侵入』ときの照明が水槽みたいでねぇ。逆光の三人のかっこよかったこと!
雨のなか一郎さんのドラムがバシッと響いて、
まるでゆらゆらと水底で聴いているみたいだったな。
いやはや、ヴォアとゆら帝が同時に野外で見られるなんてねー。
フジか朝霧の幻を見てるんじゃないかと思ったよ(雨のせいかもしれないけど(^^;)。
そういえば、フジはもう来月なんだね!くぅー!