Cocco@日本武道館

もらいチケットで武道館。やっぱ一生に一度は拝んでおきたいナマCocco
去年のロックインでシンガーソンガーを見るチャンスも無くはなかったのだけど、
グラスステージまで歩く体力がなかったからねぇ。そんなワケで初めてのCoccoです。
開演ギリギリに九段下に到着すると、外のグッズ売場は
フジロックのオフィシャルT売場もまっつぁおの長蛇の列。すげー。
そして、場内は360度、ステージの後ろにまで人を入れてかつ、
上のほうまでびちびちの満杯。すげーすげー。
そして現れたCoccoさんは、もーホントにすげかったー。
ほっそい腕、ほっそい脚に、きれいな白いドレス。
でもってすげー全身歌手なんだよ!
あんなに全身使って、ごっつい歌い方する人を初めて見たよ。
一見、妖精みたいなんだけどさ、ありゃ妖精界でいちばん念力持ってる妖精だね。
1曲めは『音速パンチ』。なんかもっとピリピリしたステージなのかなあと
思っていたのだけれど、一曲一曲のゴリっとした感じとはうらはらに
MCに入るととたんに沖縄ノリでほにゃっとなるのね。自然体にもほどがある(笑)。
なんかもう、すごいアットホームでしたよ。
やりたい放題のアコースティックコーナーをはさんで、
後半戦は、かなり古い曲も演って、吸い込まれそうなテンション。
6年前に武道館で演ったときの話もしてた。
あのとき自分がすごく歌が好きなことに気づいてしまって
すごく幸せで、こんな幸せ長く続くわけないと思って怖くて泣いたと。
でも、今回のツアーをまわってきて、やっぱり幸せで、楽しくて。
あ!あたし怖くない、楽しいんだ!って思ったら嬉しくて泣けたって。
そう言って泣いてた。すごいね。なんか乗り越えたんだね。
他人からは回り道に見えることでも、人生、ムダなことってないんだな。
歌って歌ってきっかり2時間。最後は360度みんなに手を振って
バンドメンバーひとりひとりとハグして、泣きながらステージをおりていったよ。
これだけ出し切った人なら、アンコールはないだろうと思ったら、
やっぱりアンコールなし。潔く2時間で終了しました。
いやーいいもん見せてもらいましたよ。歌って、人だね。