ライジングサンロックフェスティバル初日@後日更新

そんなわけでテントの設営までは曇り空が持ちこたえたものの、ライブが始まってしばらくしてから降ってきましたよ、雨粒が。以下、見た順に。


BAZRA…裏が三人の侍(ちゃー、たみお、山まさ)と来たら、こっちに来る人なんているんでしょうか?そんな一抹の不安を胸にオアシステントへ。いやぁ、さすが地元だね。けっこう人が来てる来てる。しかも、アツイ!軽くJAMRAったあと一曲めは『解放の音』。のっけからすごい気合が伝わって来るよ。巨匠のユニットもいいけれど、ガチでやってる若者のエネルギーっってのもバカにならないね。ダイバーも続出するテンションの中、ふと見れば、三人の侍を見に行ってたハズの相方が隣りで踊ってるではないか。
「あっちはなんかビートルズとかスパイダーズのカバー演っててさー。生命の輝きを浴びたくなって、こっちに来たよ」と、相方。あはは。鉄平くん鼻の穴開きっぱなしの50分。途中で雨が降り始めたのも気づかなかった。
終わって外に出たらかなりの雨。遠くに行く気力も失せて、テントの中で昼寝。テントの中で聴く雨音もいいもんだね。やがて、くるりの演奏が聞こえ始めてテントから這い出す。
くるり…いきなり「東京」を演ってたような。ステージが見えるところに到着すると、あらま岸田くん、メガネに戻ってるのね。天気のせいか演奏もテンション低め?イスに座ってぼーっと見る。“雨、あがらしたるわ”と豪語したものの、ちっとも雨が降りやまず、最後は“土砂降りにしたるわ。で、虹を出したる!”と言って『虹』で終わった。
くるり終わってオアシスのほうに戻ると、アンジェラ・アキの歌声が聞こえて来た。どんなべっぴんさんかひと目見たいな。でもオアシステントのまわりは何重にも人が取り囲んでて、中にはとても入れない!ぴょんぴょん飛び跳ねて遠くのほうからチラっとだけ、顔が見えた。すっげー顔が小っさい!雨もひどいのでテントに戻って、そこでアンジェラの歌声だけ聴く。“ありがとー!こんな拍手あたし初めて!!”だって。かわええ。“せっかくのイベントだから何か特別なことがやりたい”と言って、ブルハの『トレイントレイン』をカバーしたときはえらい盛り上がってるのが遠くからでもわかったよ。
そのあと初めてアーステントのほうへ遠征。レッドスターフィールドで、ROCK’N ROLL GYPSIESをチラ見しつつ、テント脇に戻り、GO!GO!7188チラ見しつつ函館ラーメン。まじでエゾロックはメシがうまくて泣けるよ。
そのあと、相方とPE’Z観戦。かっこええ。4年前のライジングのことを思い起こすと泣けるくらいの成長っぷりだね。PAの裏で踊り狂ってる軍団が、ミドルテンポの曲になったとたんにさーっとはけていく様子が面白かった。みんなそんな踊りたいのか。
ペズの途中で、ゆらゆらに備えるべくテントのほうへ戻って見ると、そこではグループ魂が絶賛演奏中。今回、テントの動員ナンバーワンはグループ魂だったらしく、外のスクリーンのまわりにも何重にも人の輪ができてた。外にイス出して見てたんだけどMCはほとんど聞こえないし、半分眠りかかってたら、みんながキャー!どしたの?どしたの?と思ったら阿部サダヲがステージから下におりてきたのだった。おい。そんだけかい!すげえな。
このままグループ魂が終わってもみんな中に居座ったら、ゆらゆら見れないじゃん!!ちょいと不安になったので、果敢にテントの中に入ってみた。やっとMCが聞こえたけど、最後は『君にジュースを買ってあげる』だし、たいがい去年と同じネタだった。新ネタつくろうよ新ネタ。


さて。そしてついにゆらゆら帝国。さっきの不安は、ゆら帝ファンならではのまったくの杞憂で、クドカンファンはライブ終了後さーーっとはけて行ったのだった。てへ。これじゃ最前列まで行けちゃうかも!(^^;セッティングまでの30分間で、さっきとはまったく様子の違うお客さんがたくさんやってきたけどね。
そうして始まったゆら帝は、いきなり『タコ物語』からだよ!しかもいきなりアンプに乗ってじゃーんぷ!そう来たか!!というあとは、ほとんど最近のセットリストで、安定した演奏っぷり。最後の『3×3×3』まで、非常にリハが行き届いている感じの音の展開で、ひょっとして慎サマ、ギターうまくなった?と一瞬思ったほど(^^;。
ゆら帝atエゾといえば4年前、午前3時スタート予定のメインステージ。勢いよく『午前3時のファズギター』から始まったのはいいが、はりきりすぎて?弦が切れ、その後ボロボロ。しまいには“やる気なくなった…”という慎サマの投げやりMCまで飛び出し、おいおい、北海道まで来て午前3時まで頑張って起きてたんだぞ?やる気なくなったはねーだろ?と一瞬、ゆら帝ファンをやめようかと思った記憶が走馬燈のように…。今回の『午前3時のファズギター』は、そのときのリベンジを完璧に果たしてたよ。ウン。よかったよかった。


その後、バズラ鉄平くん&ミエダくんのユニットを聴きにボヘミアンに行こうかと思っていたのだけれど、ゆら帝の終わりが押して、すっかりそちらは終わっちゃった様子。ムーンサーカスから聞こえてくるROVOをチラ聴きしつつ、FRICTIONを待った。
RECKのギターと達也さんのドラムだけで、めちゃめちゃかっこいい!時折ギャーっ!と叫ぶ達也さん。猿?
時刻は23時半。めちゃかっこいいんだが、そろそろめちゃ眠い。だって朝4時半起きで羽田を出発して来たんだもん。うーん。30分くらい聴いて、テントに帰ろう。きっとDMBQもスタート押しただろうから、ひと目、松居さんの勇姿を見てからね。と、テントに向かって歩き始めた道すがらの、DMBQ.。
うわーすげー!!ドラムが和田シンジになってから見るのは初めてなんだけどさ、シンジがもーすげーの。カメダ3兄弟か?ってくらいの悪そうな顔に、金ラメのパンツ。おめーはプロレスラーか!!で、フロントの3人もあいかわらずのヤバさ。ナンでこんな人たちが4人も集まっちゃったんだろうな。おそろしくて素晴らしいいことですな。松居さんの怪しいプレイ。ちらっと見て帰るハズが目が離せねー。しかも延々、終わりゃしねー(笑)。最後、シンジがブリッジしたあと、ドラムタワーをギターでぶっ叩き、ゴリラのような雄叫びをあげて去って行くところまでしっかり見ちまいました。やばい。オモロイ。でも眠い。おなかいいっぱいの初日でしたよ。