ゆらゆら帝国@多摩美学祭フリーライブ

行くかどうか、しばらく前から悩みに悩んだ。だって多摩美京王線の奥地。
私のまわりにはタマビに行ったともだちも、タマビ出身のともだちもおおぜいいるんだけど、いかにキャンパスが遠いか、ずっと聞かされてたんすよ。駅おりたあと、あまりの遠さにみんなで駅前で待ち合わせてタクシー乗ってくとか。教室の窓の下を雲が流れてく(ぐらい山の上)とかね…(^^;。だからもー、心理的にはむしろ心斎橋クアトロのほうが身近なくらい。タマビってえのはすげー遠いと、染みついちゃってるんすねぇ(実際遠かったけどね)。
しかし、今朝の爽やかな秋晴れを見て決心したね。行く!行くしかない!!慎サマにとっちゃ母校に錦を飾る日だもの。しかもこの快晴。きっとキモチイイぞ。それにキンブラみたいにさ、ウッカリさぼってる間に活動休止とかされちゃったら悔やみきれないもんねえ(と、毎回思って、つい毎回ライブに行ってしまうのですね)。
そんな決意もあらたに部屋の掃除をしていた昼さがり。
Yちゃん夫妻が“一緒にランチしようよ”と、原宿から自転車こいでウチの近所まで遊びに来た。
「このあとウチで晩御飯食べながらスカパーでティムバートンの映画見ようよー」
「橋本(←タマビの最寄りの駅)は遠いぜえ?」(by某美術系大学出身、Yちゃんダーリン)などなど
Yちゃん夫妻の誘惑にちょいと心がぐらついたんすけど、初志貫徹。電車を3回乗り継いで、全部で33駅。1時間半かけて行きましたよ、橋本に!さらにそこからタクシー900円。学祭なんて何年ぶりだろー。チト気恥ずかしいっす。
会場に着いてトイレ行ったらすぐ開演時間ですよ。
会場は中央広場、つまり野外。広さはフジのヘブンくらいかな。ものすごくおおぜい人が集まってる。ROLANDの垂れ幕と、照明のショボさが学祭っぽくていいね。なんだか秋祭りっぽいよ。開演時刻は17時。あたりはすでに薄暗闇です。
一曲目は『2005年世界旅行』そして『ソフトに死んでいる』。全般的には『SWEET SPOT』中心のセットリストながら、『ハチとミツ』『アイドル』や『恋がしたい』など、グッとくる昔の曲も。母校の学祭ってこともあってか、最初はまったり、なんかちょっとカタイ印象もあったんだけど、『タコ物語』あたりから段々ほぐれ、ラスト前『ロボットでした』の間奏は圧巻。なんなのあの暴れ太鼓は!イチローさんナイス!慎サマのギターもまるでシンセのような不思議な唸り。そして最後は『3×3××3』、アンプの上から坂本さんが思いっきりジャーンプして終了。やったね。やってくれたね。
全12曲(?)1時間20分。いやー素敵でしたよ。“どーも、きょうは呼んでくれてありがとうございました”と言う坂本さんのMCに、私のうしろにいた人々が“しゃべってる!しゃべれるんだね!”って言ってたのにはチト笑ったよ。
ライブ終わって、速攻、外に出たんだけれど、駅に向かうバスは大行列。サクッとタクシー拾って駅へ。いんやーやっぱり遠いよ橋本(^^;。でもライブハウスとはまた違ったいい雰囲気だったし、よく考えたら個人的にはもしかして年内最後のゆら帝ライブかも?と思うと、本当に行って良かったよ。ありがとうタマビ