ミシェル・ルグランオーケストラ@渋谷文化村オーチャードホール

シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』ほか
映画音楽の名作で知られるミシェル・ルグラン
相方が前売りチケットを買うと言ったとき
「あたしも!あたしのぶんも!」と言い張った記憶はあるのだが
なんで行きたがったのかがまったく思い出せない…(^^;。
“君は行かないよね?”と決めつけられて意地で行きたがったのか?
などと思ったりもするほど、なぜかミシェル・ルグランです。
席はなんと、前から3列目のかぶりつきですよ。


50人近くの大きなオーケストラを引き連れてのコンサート。
リズム隊にポンタさんが入り、ゲストボーカルでクミコさんが2曲歌い、
さて、巨匠ご本人は…というと75歳とは思えぬ元気さで
指揮するわ、喋るわ、歌うわ、ピアノ弾くわ、客はいじるわ…
実にチャーミングなおじいちゃま。
第一部60分、20分の休憩をはさんで弟二部も60分。
弟二部は往年の映画名曲特集で、実の姉であり(ってことは80歳近いのか?!)
スィングルシンガーズとしても名を馳せたクリスチャンヌも登場。
これまた化け物か?と思うほどの艶っぽさで歌う、歌う。
姉弟で、2人のビッグショー状態。ステキでしたね。
オーケストラはというと、トライアングルの人の
ヒジョーにグルーヴ感のある叩きっぷりをまのあたりにし、
小学校以来ひさびさに、トライアングルっちゅーものを叩いてみたくなりましたよ。
というわけで、予想以上に(ってか予想もなにもしてなかったが)楽しく、
音楽のある人生っていいなあ、美しいなあと、しみじみ思ったです。


巨匠がお元気で若々しかったのに対し、
近くで見るポンタさんがすごくおじいさんになっててビックリ。
客席ではピチカートの小西さんを見かけました。
なるほどね、ですねえ。