とれんたくんの旅

余裕みて出てきたせいで、早めに東京駅に着く。ホームは団体旅行のおじちゃんおばちゃんでいっっぱい。秋田新幹線こまち、満席です。添乗員さん、まめまめしく働いてます。桜の季節だもんね。
しかし、最近の駅弁の進化というか、ゴージャス弁当への道はすごいね。東京駅なのに、カニいくらちらし1700円ってどーいうつもりよ?あれこれ目移りしつつ、やっぱ列車の旅はみかんだろう!と、愛媛県産みかん4個入りを購入。田沢湖駅まで3時間ちょっとの旅。本を読んだり、居眠りしたり。みかん食ったり(うまかった)。秋田に入って見える山々が冠雪しており、なんかちょっとイヤな予感(笑)。
13時すぎ、田沢湖駅到着。曇り空。寒い。それは覚悟の上だ。しかし、しかしだ。レンタカーカウンターに行く前に「国道341号、雪のため閉鎖」の看板!きゃー。宿に行かれないぢゃん!!宿に電話して教えて貰った唯一の迂回路は、なんと盛岡まで戻って、高速乗って・・・という大迂回。たったいま新幹線で通り過ぎてきたところまでクルマで戻るっていうのがかったるいのよ!と脱力しつつ、仕方なくゴー。爆走する銀のカローラ(わナンバー)の前に“盛岡まで40キロ”の文字。でもね、まだよかったよ、その道は。かつて小岩井ロックフェスに来た際に通ったあたりを通過して、あーなつかしーきゃーなんて言ってるうちに30分で着いたから。本当にかったるいのは高速に乗ってからなのであった。曇り空、吹き付けるみぞれ、トンネルだらけの道。あー高速って退屈。日本人、ちょっと山くりぬきすぎじゃないか?いや、くりぬいてくれなきゃたどり着けないんだけどさ(^_^;
あと100キロで八戸の表示。東北自動車道の果てってこんな感じだったのね。という道を延々80キロ走り、鹿角インターで降りる。そこからくねくね山をのぼる。冬季閉鎖のアスピーテラインは9日前に開通したばかりで、昨日も今日も閉鎖とのこと。いやー東北の季節感ってホントわかんないね。なんか新鮮。八幡平スキー場なんて“本日滑走可”だもの。途中のコンビニでお菓子やお酒を買いこむ。
寒さのせいかくしゃみ鼻水が止まらず、鼻にティッシュをつめながら、走る。そうやって150キロ、2時間半でたどり着いた山の上の温泉宿。“お待ちしてました〜お疲れさまです〜”という宿の人々の優しい声がうれしかったよ。