歌舞伎の恩人

昨日の飲み会で話題に出た、昔のNスペ『歌舞伎を救ったアメリカ人』のビデオ見る。戦争直後“封建的だ”という理由でアメリカ占領軍に禁止された歌舞伎の再演に尽力したアメリカ人、バワーズ少佐のお話。いい話なんだよ、これが。この人、戦前インドネシアに行く途中、横浜に寄港し、たまたま銀ぶらしてるときにお寺と間違えて(確かに寺っぽい・・・)歌舞伎座に入ってしまい、一瞬にして歌舞伎の美しさに魅了されてしまうのだ。で、インドネシア行きをキャンセルしてそのまま一年日本に滞在し・・・というのが彼と歌舞伎のなれそめなんだけれど、この行動力って何なんだろうね。こういうのを運命の出会いっていうんだろうか。とにかく、彼がいなければ今頃歌舞伎は絶えていたわけで、そういう意味でも本当に運命だったんだろうな。
番組中に挿入されてる歌舞伎の映像を見ているうちに、久しぶりにメラメラと歌舞伎を見に行きたくなった。さすがに着物は着ていかないけどね(笑)。