ブラックベルベッツ@六本木トラウマリス

ラテンムードミュージックバンド、ブラックベルベッツのライブを見に行った。場所は六本木のバー、トラウマリス。ブラックベルベッツはここで不定期にハコバンやってるらしいです。小さな店なので早く行かないと入れないかも?という噂を聞いてたので、後輩男子ふたりと19時すぎに六本木で待ち合わせ。まずは腹ごしらえだ。ちょうど目的のバーの並びに、刀削麺荘(id:kataru2000さんも日記でおすすめしていた西安料理の六本木店)があったので、ふらりと入ってみた。シャンツァイのサラダ、ミミガー手羽先唐揚げをつまみに、ビール&紹興酒。前にこの店に来たことがあるという後輩の「油断すると前菜食い過ぎて、麺までたどり着けませんよ!」というアドバイスに従って、あとは麻辛火鍋(マーラータン。辛いスープと、辛くない薬膳スープの二色しゃぶしゃぶ)を頼んで、刀削麺でフィニッシュ。手削りな麺が素朴な食感でおいしかったー。

すっかりできあがり、狭い店内でひときわ存在感を放つ感じにニンニク臭くなったところですぐ隣のトラウマリスへ移動。ここ、リノベーションビルなのかな?隣りにギャラリーが併設してあるバーで、美術関係のひとがよく飲みに来るらしい。あら?紙のコースターを三枚合わせるとお店の名前になったよ(画像)。店内には奈良よしともさんとか、いろんなお客さんアーチストが落書き(サイン?)したコースターが飾ってあった。

さて、ブラックベルベッツのメンバーは、パーカッショニスト山口ともさん(ex.『ドレミノテレビ』)、サックスの田中邦和さん(ex.sembello)、オルガンのヲノサトルさん(ex.明和電機)、ギターのテラシィ(ex.デミセミクェーバー)の4人。演奏するのは、誰もが知ってるスタンダードナンバーなんだけれど、独自のラテンアレンジで、少し冗談も入ってたりしてお酒を飲みながら聴くのにぴったり。
第一部は21時半スタート。『What a wonderful world』や、ジャズファンクの『お正月』、ルンバの『別れても好きな人』、ロックステディのリズムで『蛍の光』などなど。田中邦和さんのサックスがエロいエロい(笑)そして、えっ!そのイントロからこの曲に行くか?というアレンジが面白く、どれも知ってる曲なのに耳に新しい。30分ほどで第一部が終了。
30分ほどの休憩をおいて、第二部はリクエストタイム。40曲以上のレパートリーが書かれた紙が配られ、そこに楽譜番号と、曲名、どんなリズムのアレンジかが書かれている。笑うのは備考欄に“冬期限定”とか“練習不足”とか書いてあること(笑)。手をあげて、楽譜番号でリクエストすると、メンバーひとりひとりが束になった楽譜のなからその曲を探しだし、1曲200円で“あなたのために”演奏してくれる。「Eの02番!」とか言う声が飛び交うさまはまるで人力カラオケだ。レゲエの『男と女』、ファンクの『恋はみずいろ』、『ベサメムーチョ』に『イパネマの娘』『与作』(このサンバアレンジがかっこいい!)・・・何曲やってくれたかなー。全部で1時間20分くらい?0時近くまで。いやはや楽しかったです。プロの技量と、遊びの楽しさを同時に堪能させてもらいました。また聴きに来たいわ。ライブのあともしばらくおしゃべりして、飲んで、深夜帰宅。

ブラックベルベッツの世界

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