バカの神様に愛された男

23時半、“23時頃に合流してください”と言われていた作業に戻る。
出力待ちや、作業待ちの間は、Bくん、T本くんとえんえん駄バナシ。東大出のBくんと、芸大受験をしたT本くんと、なぜかセンター試験の話になった。
T本くんいわく、
「僕、“不思議発見”とか大好きなんですよ〜。だから、社会は地理を選んだんです。質問読むのが面白くて〜。“どこどこに何々があって…”へ〜そうなんだ〜〜?とか思いながら頭のなかでは、♪ちゃちゃちゃちゃ〜ん!って“不思議発見”のジングルが鳴ってるんスよ。で、ひとしくんと一緒に“さぁ、答えは何でしょう!?”って思いながら、次の質問に行くんですよ〜」
へ〜〜。で、答えは?「もちろんテキトーっすよ。えんぴつで美しくマークすることに全神経を注いだ」そうです。はみだしたらきっちり消しゴムかけて塗り直してたらしい。いいなぁ〜余裕だなぁ〜。もう美術系のひとのセンター試験なんて、やめちゃえばいいのにね〜と思った。
その他にもT本くんのともだちには「バカの神様に愛された男」と呼ばれる人がいたらしい。彼はマークシート試験をやると必ず、確率的にはありえない低得点をゲットするというのだ。マーク欄が5個、1000点満点で150点とかね。あてずっぽうでもも少しイケるだろう?…っていう。その方には、いままでハズしてきた運をすべて寄せ集めて、ロト6で2億円とか当てて欲しいと思います、いつか。
そんな話をしていたら、いつのまにか午前3時半に…。
4時ちょっと前に作業終了。駄バナシして笑ってるときは忘れてたけど、マジねむぃ…


帰り道、タクシーの中から、駅前で濃厚なキスをしているカップルを見かけた。スーツの男は途中でカバンを下に置き、彼女(OL風)の顔をガシッと両手でおさえて攻めまくっており、両手をだらりんとさげた彼女の棒立ちな感じがなんとも酔っぱらいで、たいへんエロかったです。午前4時、まわりに誰も人がいないからって油断してると、車の中からみんなガン見してまっせ!