オペラ『真珠とり』byフェニーチェ劇場

オーチャードホールにて。私はオペラはほとんどわからないんだけれど、相方がオペラ好きなのでたまーに誘われる。フェニーチェ劇場は、ヴェニス歌劇団だが、主役のひとりは日本人テノールで、演目はビゼー作なのでフランス語、ただし話の舞台はセイロン…って何が何だか。
ひとりの巫女を愛してしまった2人の男(親友どうし)の嫉妬と友情。禁を犯して男と交わってしまった巫女。そんな恋と友情が入り乱れ、命を賭けたちょっとイイ話(ってそんな簡単にまとめるかオイ)。
舞台上には弓なりに傾斜のついた、漆塗りっぽいステージが組んであって、なかなか斬新。傾斜のおかげで背の低い日本人テノールは、背の高いプリマドンナと同じ高さでデュエットしていた。話の内容は、電光掲示板字幕が出るのでよくわかった。
とにかく衣装も、音も、歌も素晴らしかった。ありゃーステージからマイナスイオン出てるね。思わず寝るかも…と思ったけど、一睡もしなかったのは芸術のチカラかなあ。
ステージ上で、全身を使って歌い踊る、鍛えぬかれた人間が放つオーラのすばらしいこと。それにくらべて何てヨレヨレなじぶん…。客席にはお年寄りが多いんだが、それはチケットが高いから…ってだけじゃなくて、トシを取ると、こうした人間の生気を浴びたくなるのかもねと思った。だってすごいありがたい感じがしたもの。


人体エネルギー浴をぞんぶんにすませたあと、渋谷で軽く飲み&食事。0時前に家に帰って、そこからメールの整理。ねむねむ。