おつかれさまでした

ゆら帝ライブ、キターッ!なんて日記に書いたのが木曜の深夜2時。
相変わらず仕事で帰ってこない相方をほって、ベッドに入って2時間熟睡したところでお義兄さんから「オヤジがいま亡くなりまして」という電話をもらった。午前4時。あわてて仕事先の相方を電話でつかまえてから、まんじりともせず。金曜日一日、仕事の整理をつけてから大阪へ向かった。で、土日で無事通夜・葬儀を終えて、日曜の夜中に私だけ東京に戻りました。いやはや、なんともあわただしい3日間。
お義父さんが、心臓疾患で倒れたのが3年前。1年後存命している確率は50%とそのとき聞かされた。それから入退院を繰り返し、緊急入院してからちょうど一ヶ月。もう家には帰れないとわかっていたので、「もういいから」と、毎日じぶんで点滴を引きちぎってたらしい。まるで『ミリオンダラー・ベイビー』だよ、お義父さん。戦争中ゼロ戦乗りだった義父は、若すぎて特攻できぬままに、終戦を迎えた。60年前に、すでに死ぬ覚悟はできていたのだろう。「もうダメだ」と言われてからも、ずいぶん頑張ったよね。おつかれさまでした。そして、戦中・戦後を生き抜いて相方をこの世におくりだし、育ててくれてありがとうございました。