おばあちゃんのお告げ

さて、ゼップ大阪に来るのは初めてですよ。コスモスクエア駅を降りると、吹きっさらしで寒い〜。
駅の外に出たところで、小さなおばあちゃんに呼び止められた。
「おばあちゃんひとつ聞きたいことがあるんやけど」
はい、何でしょう?
「あの凹んだところに若い人がいっぱい入って行くのはなに?なにがあるん?」
ああ、それはライブハウスですよ。つってもへこんだところかどうかは私は行ったことないから知らないんだけどね(^^;
「ああーそうー。いつも不思議だったんよー。ありがとう」
いえいえどういたしまして。あいさつして信号を渡ろうとすると、おばあちゃんがヨロヨロと追いかけてきた。
「ちょっと待って。親切にしてくれたから、ひとつおばあちゃん教えてあげる」
え。なにを?
「夕日はな、女の子が拝むといいことあるのよ」
よく見れば、埋め立て地にきれいな夕日が沈んでいくところだった。
そんじゃ拝んでおこうかな。とりあえず夕日に向かって手を合わせる。

「でな、男の子は朝日を拝みなさい」
そう言うとおばあちゃんはニコニコ笑って去って行ったのだった。
おばあちゃん…親切返しありがとう。
女の子が拝むものが朝日じゃなくて良かったです。早起きは苦手なのでね(^^;