獣つるむ春

重めの仕事が一本、ありえない事情で急遽中止になったので
か〜な〜りヒマになった。
ほんじゃーマニキュアでも塗っちゃおうかなー。
なんつって、朝から余裕こきつつ出勤。
春らしくなってきた陽射しの下をてろてろ歩いていたら、
仕事仲間から“体調が思わしくないのでやりかけの仕事を降りたい”とメールが来た。
哀しい恋愛が泥沼化して、もう何も考えられない状況らしい。
ハタから見ている限り、どう考えても相手のオトコがずるい奴なんだけどさ。
浮かれるにしろ沈むにしろ、このくらいのトシになって
メシも食えなくなる恋なんてあるんだねぇ。
ちょっとうらやましい気も、いや、まっぴらごめんな気も…。
昔、エゾロックでゴイステ時代の峯田くんが
“恋が終わって、あたしたち出会わなかったほうがよかっったね
とか言うヤツおまえらバカ言ってんでねぇよっ、生きて出会って
意味のなかった恋なんてねえんだよっ”
てなこと熱くMCしてたことを思い出した。
たとえばフリンでも二股でもナンでも、カラダ壊すぐらい惚れちゃったんなら
やっぱり“出会わないほうがよかった”なんてことは無いのかなぁ。うーん。ムズカシイ。


そんなこんなで抜けちゃった人の穴を埋めるべく、夜、軽く打ち合わせ。
私がヒマになったのは、彼女の穴を埋めるための巡り合わせだろか。
まさかね。おーらのイズミじゃあるめーし。
雨降ってきちゃったんでまた傘買って(もーウチはビニ傘の墓場だ)
家帰ってパスタ茹でて、ひとりメシ&ワイン。
ガス台磨いたり、アイロンかけたり、あらちょっと人間らしい生活だわ。