奇遇?

仕事もゆるりとしているので、ちょいと遅めの出勤。
最寄りの駅の階段をのぼっていたら、駅のホームにうちの父ちゃんくらいの背格好の
しなびた老人がいた。あー父ちゃんもこんな感じだよなぁ。
近頃じゃ、街なかでしなびた老人を見かけると、みんな父ちゃんに見えちゃうなー。
と思ってよく見たら、父ちゃん本人だった(^^; 奇遇。
横にはかーちゃん。というのも、脚の悪い父ちゃんは
しっかりかーちゃんにつかまらないと電車の乗り降りができないのだ。
“近所のひとは、いつも仲がいいですねって声かけてくれるけど
 ホントにもーたいへんなんだからぁぁーーーっ”と愚痴るかーちゃん。
いやしかし、ハタから見るとすげー仲むつまじくしか見えないっすよ(^^;
これから、父ちゃんはOBの昼食会で、昔勤めていた会社に行くと言う。
さらに奇遇なことに、父ちゃんの会社はウチの会社のご近所さんなので、
なりゆき上、私もそこまでご一緒することになった。
地下鉄に乗りこむと“間に座りなさいよ〜”なんて、かーちゃんが言うもんだから、
仕方なく父と母の間に座った。
こんな時間に両親に挟まれて出勤する姿を誰かに見られたら…
と思うと、気が気じゃねーよ!!
父ちゃんを送り届けてしまったら、かーちゃんはヒマになるというので
打ち合わせを一件終えたあと私はかーちゃんとランチすることにした。
会社の隣のイタリアンの店。
“うふふ、ラッキー!”子供のように喜ぶ母。
むーん。親ってときどきかわいい。