Great aM RIDER@渋谷クラブクアトロ

体調が思わしくないのでどうしようかなー と思いつつ、小雨降るなかクアトロへ。
ついでに見ること4回、チケット当たって見ること1回、計5回のライブを経て、ようやく自腹でアルバムを買い、ライブのチケも買ったんだもの。1年半の、ここまでの道のりこそがグレートアドベンチャーっすよ。やっぱ行かなきゃねー。
開演時刻10分過ぎに到着したら、フロアはゆるゆる。着いてすぐ最初のバンドの演奏が始まった。
シンセドラムを左端に、パソコンや卓がずらりと並び、4人の男が一列に並んでよそよそしくそれぞれの作業に没頭してる様子は、まるで映画『家族ゲーム』の朝食シーンのようだぞ。いったいどなた?と思っていたら、この4人のうち左端2人(ドラムは元スーパーカーのタザワコウダイさんなのね)のユニットをaMと言うらしいですな。右2人はサポートなのねん。
で、2曲めからはもうひとりのaMであるカナイさんもパーカッションを叩き始めた。太鼓ふたつの重たいビートに、思わずくらっ。やっぱ祭りの基本は太鼓ですなー。そのうちに右から二番目のサポートの人がノッてきて、人間らしい動きを始めたので、なんかちょっとホッとしたッス。踊れ〜踊れ〜。
さて、次はRAMRIDER。フライヤーには“ダンス、ロック、ポップスの三位一体。音と映像の融合を提唱する”って書いてあったけど、初めて見るラムライダーさんは“よっ、アイドル!”っつー風情だったよ。打ち込み以外に、KEY、B、Gが入ってたけど、肝心のラムライダーさんは卓を前に、楽器をいじるでもなくハンドマイクで熱唱。それも平井ケンばりの左手アクションで、甘い声。両サイドのスクリーンにはゲッティイメージから集めて来たようなアリものを加工した映像が…。で、音はというと、くるりワンダーフォーゲルをエフェクトのかかった声でずーっとループで歌ってるみたいな感じ?しかも爆音。音でかすぎ。少なくともずっと私はワンダーフォーゲル口ずさんでましたよ。
そして最後がようやくGreat Adventureです。もうここんとこ聴きすぎるくらいアルバム聴いたッスよ。待ってたッスよ。転換のあいだ、メンバー3人ともステージに出て来て念入りにセッティング&チューニングしていた。これだけ素の姿をさらしておいて、やっぱヘルメット被って出直してきたらちょっと笑うナー。と思ってたら、やっぱ3人とも本番は、ヘルメット&サングラスで出てきた。1曲演るうちには全部取っちゃうくせになんでだろ?ビークルのお面みたいなものか?そうなのか?英語のMCは、オ◯ンコールみたいなもんなのか?そうなのか。ひとりで勝手に納得。
これを見るぞ!という気合い十分にライブにのぞむと、見え方が変わるもんだねー。タルミさんのアクションベースに、ほれぼれしたもの(前は笑ってたのにさ)。大好きな『DON'T ADVISE US』でネバーネバー言いながら踊って、『ANY PLACE ROCKS』も聴けて、あっというまに40分。みじけー。アンコールの執拗な拍手にもう一回メンバー出てきてもう一曲。あーたのしかった。つくづく自分は、何か憑いちゃってる感じの3ピースが好きなんだなぁと思ったよ。


ライブのあと、ちょうど23時集合の作業に戻って軽く作業して帰宅。
風邪が治らないわけです。