Uくんのトンボ玉

cocoachoco2006-05-18

スーパーフジロッカーUくんは、幼少期を海外のあちこちで過ごしたグローバルなお方なのだけれど、そのなかでも際立った経歴は、イギリスで高校生活を終えたあと、スーダンにいたってことだ。スーダン。どのへんだかわかんないけど、アフリカ大陸のどこかですよ。で、日本に帰ってきて大学に入る前に、アフリカから持ち帰ったアンティークのトンボ玉を原宿で売って暮らしていたという噂(ちなみにUくんが路上で売っていたものを、Uくんかーちゃんはマダム相手に高額で売っていたという噂)。
「へー、とんぼ玉ってどーいうのー?」
「まだ実家にありますから、今度あげますよ」
って話をしたのが確か、もはや3年前。
きょう!ついに!そのとんぼ玉をUくんが持ってきてくれたよ!
場所は恵比寿の居酒屋。3年前、お世話になったディレクターK氏を囲む酒席にて。
薄暗い店の片隅で「どれがいいですか?」と
チョーカーをいくつか並べて見せてくれるUくん。
丸いの、細長いの、いろんなかたちのがあるんだね。
細工は全部、Uくんのお母さんががやったんだって。すごーい。
一個一個、つけてみたりしつつ話を聞く。
「これってどうやってつくるの?」
ベネチアの工房でつくったものだそうです」
「へー」
「もともと奴隷貿易の際に、貨幣の代わりに使われてたんですよ」
「ど、ドレイ・・・?(^^;これも?」
「そう。これはアンティークなので、実際、奴隷貿易に使われてたんですよ」
「アフリカにはこういうのがゴロゴロしてるの?」
「墓堀人が墓から掘ってきて、市場で売るんです」
「お、お墓から・・・??(^^;)」
というわけで奴隷と交換で取引され、
墓から掘り起こされたトンボ玉がいま私の首に輝いております!
これできっとUくんと同じツキに恵まれるさ!ありがとう。