ジョアン・ジルベルト@東京国際フォーラム

2年ぶり、3度めにして最後?と噂される来日公演。チケットを取った相方が気の毒にも出張になっちゃったため、「えー?ぼさのばー?」と言うNちゃんを、むりやりお誘いして出かける。ほら、だって生き神様を拝む滅多にないチャンスですから(^^;
前回は奇跡の最前列だったんだけれど、今回は1列目〜4列目までは、おみやげつきのメモリアルシート(値段が倍なんだよ!何なんだろう、おみやげって)。奇跡は二度は起こらない仕組みになっちゃったのねー。でも今回も11列目の真ん中へんと、かなり良い席。ありがとう、そして残念だね相方(^^;。
今回もどうせ時間通りには始まらないだろうと覚悟していたものの、開演時刻ぴったりに“ジョアン・ジルベルトはただいま会場に到着しました”のアナウンス。おおーっ。意外と早いじゃないか。そして19時10分には“まもなく開演”のアナウンスがあり、20分にはブザーが鳴り、それから10分後に御大が現れた。よっこらしょ、って立ち上がってからブザー鳴らしてるのかな?どのタイミングで神様は何をしているのか知りたいものですな。
さて、ライブ。あんなおおぜいの人間があんなに静かに耳を凝らしてる空間ってないよなあ。不思議な静寂のなかに響くジョアンの声とギターからは確実にアルファー波(のようなもの)が。あったか火鉢に手をかざしてるような、気持ちのいい音波。こりゃーカラダにええ。実際、昼間仕事してるときには“ん?風邪ひいた?”って感じでノドがいがいがしてたのが、あら不思議、ライブのあとには治ってたんだよ。ホントだよ。いわばジョアン・ジルベルト療法。ありがたや。
本編が1時間40分ほど、そしてアンコールがそこから40分。合わせて2時間20分ものステージ。『ALL OF ME』(←ぽるとがる語での何て言うのかわかんない)から『Aguas de Marco』の流れにはグッと来たな。神様ったら、ちっとも衰えてないじゃないすかー。まだまだ来れますよー。お願いしますよ。まだまだ歌って、みんなをしあわせにしてください。