長生き

幼なじみのYちゃんから“肝臓を悪くして入院してます”と、出張中にメールが来てビックリ。大したことはないと言うのだけれど、帰国してさっそくお見舞いに行った。行ってみればYちゃんはベッドを起こしてテレビを見ており“吉村作治が、新しい発見をしたのよ!”と言う。確かに元気そうだ。
今月に入って大風邪をひき、医者に処方してもらった抗生物質が合わなかったらしい。ちっとも回復しないどころか、逆に肝機能の数値がどんどん悪くなり、入院…ってことになったと言う。うーん、薬って怖い。連休明けには退院できるとのことだけど、クリスマスをベッドで過ごさねばならないのは何とも気の毒だ。


振り返ってみれば、こどもの頃から私はYちゃんのお見舞いばかりしてる気がする。高校生の頃、Yちゃんがムチ打ちで入院したときには、学校帰りに病室に寄るのが私の日課だった。病室で再放送の『魔法使いサリー』(時代だねえ)を一緒に見ながら、Yちゃんがもらったお見舞いのお菓子をほとんど私が食べてたものだ。就職してからは過労でダウン、一度ならず入院したYちゃんを見舞った。逆に私が見舞ってもらった記憶はない。っていうか私は入院をしたことがない。
「なんか私いつもYちゃんのお見舞いしてるけどさー、
 逆に最後は私が入院したときは
 すごい大病で、Yちゃんに看取られるような気がするよー」
と言ったら、Yちゃんはニコニコ笑って
「うん、私もそんな気がする!私長生きすると思うんだよねー。
 看取ってあげるから安心してー」
と、あっけらかんと言った。頼もしい。でも、“看取ってあげるー”と言われるのはうれしいような、さすがに複雑な気分だぞ。ちなみにそんなYちゃんのおじいちゃんは100歳で今年亡くなったとか。やっぱ看取ってくれYちゃん(^^;。