夫婦と葬式

「新婚さんいらっしゃい」の最後のパネルゲーム、
ついになくなっちゃったんすね。
へんなハートつかみ(現金取り)ゲームになっちゃったのね。
あののどかなゲーム、意外と好きだったんだけどなあ。
まあ、いまどき電動自転車とかノートパソコン(ましてやイエスノー枕)よりも、
現金だよねえ。時代の流れですな。
時代の流れといえば、三枝師匠のツッコミやリアクションが、
かんぺきに時代とずれてて、ちょっとイライラします。
婿養子になった人に“あんたそれでいいんかい!?”って執拗なツッコミ
ええやん、婿養子。それ、会社だったらハラスメントだよ。
そろそろこの番組じたい、潮時なんじゃないかなー。


と、テレビを見ながら思ったのが先週のにちようび。
一週間ってホントはやい。
この9月末でブロードキャスターが終了らしいので
「新婚さんいらっしゃい」がもし終わったら、
山瀬まみのレギュラーがなくなっちゃうなあ。などと
要らぬ心配をしている今日この頃。


この一週間に、二度、お通夜にでかけた。
どちらも、子供のいない仲良しご夫妻で、妻先立ち系。
ひとつめは、昔の上司の奥様で、まだ50代。
先日ひさしぶりに上司と会ったときに、ずいぶん痩せちゃったなあ
どこか具合でも悪いのかしら?と思っていたら、看病痩せだったのね。
これから夫婦で楽しめるというときに…
身につまされるなあと思いながらお焼香をすませ
型どおりの挨拶をして会場を辞そうとしたら、
上司がニコニコ笑って「おまえ(相方に)大事にしてもらえよ」
などとおっしゃるので思わず号泣。もうたまらないです。


もうひとつは、母方の親戚の大伯母さま。83歳とはいえ
いまの時代、平均寿命に達してないのだね。
大伯父がすでに隠居、そして子供ナシときているので
お焼香に集まったのはわずか20人。
血のつながった親族はゼロ。
でも大伯父が元気で、お葬式をあげてくれる親族が
身近にいるだけいいんだろう。
大伯父が4人兄弟で、亡くなった大伯母は2人姉弟
全員ケッコンしていて、大伯父ご夫妻以外は子供がいて
それでも83になったら、従妹の子孫まで集合しても親族は20人弱だ。
この計算で行くと、子供がいなくて、姉も弟も独身の私が
80過ぎまで生きたとしたら、お葬式をあげてくれる人がいるだけでも
ありがたいということになる。
そしてその頃には、そんな人だらけなんだろうな。
ああ、そろそろ弟ケッコンしないかなー。