ユニオンめぐり

甥っ子と山手線のホームで待ち合わせて、新宿のディスクユニオンへ。
甥っ子を待つ間、山手線の往来を眺めていて、
今さらながら山手線の本数の多さに驚いた。
行ってしまった長い車両の最後尾が見えなくなる前に、
次の電車が入ってくるのね。おそるべし。
さて、久しぶりのユニオン。
新宿本館地下の日本のロック・インディーズフロアから入る。
そこではずっとキヨシローの曲がかかっていて思わず泣ける。嗚呼!
次に7階の中古センターにのぼり、プレミアムアナログ盤コーナーへ。
壁にずらりとディスプレイされたアナログ盤を見て甥っ子が
「あっ!うちにあるレコードばっかりや!!」
亡くなったお義兄さん(つまり甥のお父さん)のコレクションね。
ビートルズのサージャントペパーズとか3万以上の値段がついている。
あまりの高値に喜ぶ甥に「絶対売ったらダメだからね!」と3回くらい釘をさす。
ワンフロアずつ降りてって、最後1階へ。100円コーナーの箱から
グリーンデイのアルバム『nimrod』を発掘して大喜びする甥っ子。
すげー。ほかには、種ともことかしかないのに(^^;。よく見つけたね。
本館のあとは、てくてく歩いてPUNK MARKETがあるビルへ。
そのあとはヘビメタ館。そして、プログレッシブ館へと巡り歩いた。
レコード屋は不況と言うけれど、どの館もどのフロアも
男子(おじさん含む)でいっぱい。
行くとこ行くとこで甥っ子は独自の嗅覚を発揮し
200円とか300円とかのやっすい中古アルバムを発掘。
KORNとか、ジザメリとか、10枚くらい買って4000円くらいだった様子。
「ええ買い物や!」と甥っ子大興奮。良かった良かった。
中古屋での掘り出し物センサーは、本気の人だけが発揮できるんだと分かった。
GWの新宿を3時間もぶらぶらしていたらへとへとになったので
茶店でお茶とケーキをごちそうして、
戸越銀座へと向かう甥っ子を見送った。
毎日のお昼を我慢して、おこづかいを浮かせ、ライブやCDに
つぎ込んでいるという甥っ子。私にもそんな時代があったなあ。
そうやって聴くCDが、いちばん染みるんだよね。
おばちゃん、なんかちょっとうらやましかったよ。


ちなみに甥っ子の仲のいいともだちのなかにひとり、
ゆら帝オシリペンペンズハイヴスが好きな子がいるんだそうだ。
それはいい子だ!!