cocoachoco2004-03-05

大学時代のゼミの担当教授の最終講義。
卒業して十ウン年、大学で講義を聴くチャンスなんてもうなかなかないし、仕事を抜け出して行く気満々だったのだが、案の定、打ち合わせが押し、あっというまに講義が始まる時間になってしまう。でも、せっかく出席のハガキを出したのだから、と、大学まで行ってみる。
正門をくぐると「○○教授、最終講義」という立て看板があちこちに。今日、最終講義を行う教授が4人いるらしい。さすが3月だ。夕方4時。すでに講義は半分終わっている。それでも途中から入れるかな?と思って教室の手前までこっそり上がってみたが、先生の脇を通らないと席につけない構造になっていて、さすがに場の空気を考えて引き返す。というわけで、みんなが出てくるまで、キャンパス内をお散歩。最後にこのキャンパスに来たのはもう十年以上前。仕事で近くに来たついでに一度寄ったきり。でも、時が止まったみたいに何にも変わってない。細かいところは変わってるんだろうけど、空気が全然変わってない。ビジネス界では決して見られない珍妙な髪型の研究者風のおじさん、予備校生の延長みたいな男の子たち。緑が多いせいか空気がきれいな気がした。
さすがに歩き回るのも疲れたので、正門前の喫茶店に入ってコーヒーを飲みながら時間をつぶし、講義終了予定時刻に再び大教室がある建物の前まで行ってみると、同級生や諸先輩方が出てくるところに出くわした。