祝・フー初来日

cocoachoco2004-07-24

ロックオデッセイ当日。明け方、ざーっと雨が降っていたのでびっくり。フーが来るって、つまり雨が降るってことかよ?と。しかし、通り雨だったようで、ほっとして二度寝。次に目が覚めたら、すでにラブサイケデリコが始まる時間だった。
個人的な意気込みを本日のチケット代14000円に換算すると、その内訳は、フーが8000円、ポールウェラーが5000円、残りの1000円がエアロ(あとはおまけ)な感じなので、ミシェルブランチが始まる時刻(12時50分)を目標に、のこのこ出かけた。


あまりにもあちいアスファルトの道を、ムダに体力消耗しつつスタジアムにたどり着く。と、場外の物販コーナーは長蛇の列。一瞬並ぼうかな?と思ったけれど、いきなり“フーのグッズはすべて完売ですー”と叫ぶお兄さんの声。瞬時に物欲が萎えて、とりあえず中へ入った。
まだガラガラ。なのか、このままずっとガラガラなのか。1階西スタンド席前のほうだったんだが、運良く日陰。アリーナ&東は太陽直撃であつそー。太陽避けて席ハズし、の人も多かったとおもう。
ミシェルブランチはかわえかった。おさげに、はだし。干し草の上で夕日を眺めながら聴きたくなる感じ。でも強そうなひとだな。大きなアコギを抱えて、立派なのどを披露して去っていった。途中でNちゃんも来て、席で合流。
セットチェンジに20分以上あったので、ロコモコ丼とビールを買いに行く。もみくちゃの人。どの屋台も行列。なかに“イナバさんまですることな〜い”とのたまうひとびとあり。なぜそういうフェスで、フーが日本初ライブをやらなきゃならぬのだ・・・と思うが、とにかく来てくれたんだからいいか。とも思う。ビールぬるい。うえー。次ポールだし。イングランドのパブだと思ってがまん。
14時1分前。あまりにも正確な時刻にポール登場。いやーん、やっぱすてき。いつかおヨメさんにして!客席は人が増えててちょっと安心。この暑さのなか、汗だくになりながら、手抜きなし。“アリガトー”と何度も日本語で叫ぶポール。いやーそんなありがとうはこっちのセリフ!もったいねえっす。途中タバコに火をつけ(場内禁煙なんだが)、ワインらしきものを飲み、ギター弾き、キーボード弾き、グランドピアノ弾く。ああ、あのピアノになりたい。スタカン時代の曲も聴けてうれしい。ぴったし60分、15時1分前に終了。私もこれからは時間に正確に生きるよポール。隣にいたすごく若い男の子二人組がめっちゃのりのりで、超コーフンしていたのがかわいかった。ひとりは“TOO YOUNG T0 DIE,JOE I MISS YOU”と書かれたジョーストラマーのTシャツを着ていて、ふたりで“やべえよ、これであとフーだろ?やべーよー”とうわずっていた。いやーこんな若い子がこんな楽しみにしてるんだからさー、30年以上待ってたおじさんたちはもー心筋梗塞寸前だとおもうよ。
さて、次はイナバさんなのだが、ポールの余韻をひきずったままTHE WHOに突入したいと思うのも人情でしょう。(っつーか、途中であの歌声聞いちゃうと、せっかく食ったメシの味が変わっちゃうだろう・・・(^_^;)というわけで、いったん場外へ出てグッズ売場にトライ。昔のポールのツアーパンフとTシャツが売っており、勢いで購入。ロックオデッセイTは・・・どうなんだろうなー。THE WHOのロゴの隣にE.YAZAWAって。ギャグとしてはアリと思うけどー??
路上でNHKのアナウンサーらしき人がユニオンジャックのスーツ着て、フーのカットアウトの前で(画像)、フーへのメッセージを書いてください!フーに届けます!といいながらファンのインタビューをしていた。路上に広げられたイギリス国旗にはみんなのメッセージが日本語で・・・おいおいみんな、日本語で書いても意味ないんじゃ(笑)?
さて、日陰でじゅうぶん休憩して、いよいよ17時のフー。THE WHOだ。ふー。
場内はコーフンのるつぼ。きー!ろじゃー!きー!サルが100万匹いるのか?って騒ぎの中、ロジャー&ピート登場!きゃーきゃー。鳥肌立った。あんたら待たせすぎっ!というオーラが会場じゅうからステージに押し寄せる(笑)。みんなもー笑っちゃってるもんね、うれしすぎて。
1曲終わって、次のイントロが始まるたびに、場内がうおー。うおー。うおー。ぐるぐると腕をぶんまわし、ギターを弾くピート!やだよ本物のピートタウンゼントだよ!マイクをぐるぐるぶんまわすロジャー!あーんほんものだああ。ロジャーったら、スクリーンにアップになってもかっこいいっす。そして、汗で張り付くシャツがせくすぃっす。メンバーの中にピートの実弟がいた。ピートそつくり。ってか、げーはーの家系なんすねぇ。とか思うが関係ねえよ。“アイ・アム・ピート!”ってすげー親切なMC。ご機嫌よさげでうれしい。結成40年。なんつーかもう、演奏を聴いていて、年輪ってこういうことか。と思う。若い頃もさぞかっこよかっただろうと思うが、こんなマッチョに円熟したおじさまがたも本当にすてき。いやもう文章めちゃくちゃっす(笑)
とにかくMY GENERATIONで発狂しかかり、♪SEE ME〜FEEL ME〜の歌声で昇天。フェスなのに、トリでもないのにアンコールとかさせちゃって。もうここまで来てもまだじらすか?と思う。が、最後は、ピートが斧のようにギターを振り下ろし、ぶっこわして去って行った。放心。ナマギター壊し初めて拝んだよ。伝説を拝ませてもらったよ。ありがとう!THE WHO!!アンコール含めて90分。この勢いで、ぜひぜひ単独ツアーを!!こんな微妙なフェスじゃなくてさ。ね。ホントに。心からお願いします。って贅沢なんだろうか。とにかくロジャーとピートには、他の二人のぶんも長生きしていただきたい・・・。


さて、フーが終わってあたりも暗くなり、いよいよエアロ。でもなんかずっと放心状態のまま。もはや燃え尽きたのでこの余韻を味わいながら帰るか。とも思うが、見始めればきっとエアロもかっこいいので、とりあえず残る。19時を15分すぎて、スタート。右腕にマジックで“猛暑”って書いてるよスティーブンタイラー(笑)。日本語で“アツイー”って叫ぶし。おちゃめだなあもう。下から吹き上げる風にたなびくロン毛。送風機大活躍。ジョーペリードブロギターかっこいい。いつまでも王子様だな、ジョー。しかしもはやこっちは立ってられず。一度座ると今度はものすごい睡魔が襲ってきた。聞けばNちゃんも激ねむとのこと。ヒット曲の連続に、やっぱすげえなエアロ。と思いつつ当初の予定の1000円ぶん以上は確実に楽しんだので、20時ちょっとすぎて席を立つ。なんというかもう、フーで燃え尽きちゃったんだな、あたしたち。
心地よい疲労感を引きずりながら、新横浜駅前でビール飲んで、晩御飯。店のDVDがレッチリで、それはそれでかっちょよかったんだが、いまはフーのDVDが見たい気分。21時頃店を出ると、ちょうどフェスが終わったのか帰りの人の流れができつつあるところだった。あー。ホントいいもん見たー。
家帰ってシャワー浴びて、冬そな見てばたんきゅう。
明日もギター壊すのかなー?大阪のひとたち、楽しんできてね!!