アルプス!

昼過ぎから、山のほうへ行ってみる。車で走ると、枯れたヒマワリ畑が一面に。
これ咲いてたらすごくきれいだったろうな。枯れたヒマワリはみな同じ方向に頭を垂れててお地蔵さんみたいだった。ちょっとした町のあるところも、ひとけがなくてとても静か。これが人口密度の差というものなのか?ゴミひとつなく空気は澄んで、本当に綺麗な町だ。スイスはなかなか厳格なところと見た。
アルプスが見渡せる山のほうへ行ってみる。山の斜面に異様に広い牧場があって、牛の首につけられたカウベルが、あちこちで揺れて、バリのガムラン音楽みたいに聞こえた。レマン湖をはさんで、エビアンのパッケージの絵になってるような険しいアルプス連峰を眺める。S氏とYくん大興奮撮影大会。今日のS氏はでかいペンタックスと、ポラロイド。(別にアルプスを撮るのが今回の仕事ではないんだけどね(^_^;)。
途中の町のカフェで遅い昼食をとり、足りない機材が入手できそうな店をチェックするためにジュネーブの街へ。レマン湖に巨大なウォータージェットという噴水があって、圧巻。写真撮りに行く。天気もよくて、おおぜいの人が公園でひなたぼっこ。のどかな街だ。店チェックするもやっぱりどこも休み。巨大なショッピングセンターも、休み。日本だったら日曜なんて、かきいれどきなのにね。明日来ることにしよう。
夕方、万策つきたので、勢いでモンブランを見に行こう!ということに。高速のってフランス国境を越え1時間半。モンブランの頂きが見えるポイントに到着。わーいフランスだー。ここでもS氏Yくん撮影大会。さらに30分ほど車を走らせ、シャモニーへ。スキー観光で有名な町。みやげもの屋がたくさんあって、軽井沢のような賑わい。行き交う人々、観光客率95%だそう。そこのカフェのテラスでクレープ食べながら、モンブランに日が暮れるのを眺める。日暮れは20時すぎ。21時でもまだ外は青い。眺めながら、YくんとS氏のカメラをそれぞれ覗かせてもらう。ファインダーの中は、目で見るのとは全然違う世界。レンズの選び方によって、広がりも、手前のボケ具合も全然ちがう。うわー、全然別世界だね、と言うと「でしょ?この玉(レンズ)を選ぶのが楽しいんすよ!」と二人。写真やろうよ、撮りなよ、写真サークル作ろうよ!と勧誘される。あはは。あんたらプロだろうが(笑)。でも、家で埃をかぶってるEOS、久しぶりにいじってみようかな。


画像は、ランチのときにS氏がカフェのテーブルで撮ったポラ群。
車走らせながら月の撮影とかして、22時すぎホテルに帰り着く。