らくだの涙

そのあとBUNKAMURAで映画『らくだの涙』見た。これドキュメントなの?ドラマなの?カメラは淡々と、ある遊牧民の一家と、彼らの飼うらくだを追っているのだが、あるとき生まれた子らくだと母らくだの折り合いが悪くて・・・。というところから、ちょっとストーリーっぽくなってくる。らくだってこんな顔・かたちだったんだな。ってのが第一印象。絵は計算されてて本当にすばらしかった。人間も魅力的。お話も、いろいろ思うところあったけど、言葉にするとウソくさくなってしまいそうだ。
子供がかわいらしいしぐさをしたり、子山羊や子らくだがうつるたんびに、後ろに座ってるおばはん軍団が“うふっ”とか“まぁ(はーと)”とか“きゃっきやっ”っていうのがたまんなくなって途中で席をうつった。あれってなに?母性のアピール?まあそれとは関係なく、映画はすばらしいです。モンゴルのメシは食いたくないけど、ゴビ砂漠には立ってみたい。あの夕日を眺めたり、風のかたちを見てみたい。
主人公一家の長男坊が朝青龍にそっくり。