和義@武道館ー元祖ぎたー侍吠える!

きのうポスターについてああだこうだぼやいた斉藤和義弾き語りライブに行ってきました。
MCによれば前回の武道館は99年だったそうで、あれからもう5年ですか。はやいねー。
ほぼ時間通りにライブスタート。シンプルなセットに黒シャツ赤スーツの斉藤さん。一曲目はアコギで『アゲハ』です。ってそのあとすべてを細かく覚えているわけではないんですが、とにかくよかったよ〜。
途中「オレの本業はドラマーだからさ〜」とドラムひとり叩きで『君が百回嘘ついても』(とちったときの照れくさげな顔が巨大スクリーンにアーッップ。隠し事のできない顔だ)さらにキーボードで『無意識と意識の間で』(なつかしー)を演ったかと思うと、エレキで『好きな人の手』・・・と、さまざまな楽器のエリアを渡り歩き、ひとりバンマス状態の斉藤さん。なんかもうヤマハ音楽教室のコマーシャルとかであらゆる楽器叩いて喜んでるおっさんみたく、楽しそうなのよその姿が。そして再びアコギに戻って、踊らせる踊らせる。私は2階スタンドの最前列だったので立ち上がれなかった(最前列は“消防法により立ち上がってはいけません”というビラが目の前にたくさん貼ってあった。確かに武道館2階の最前列はちょっとコケたらあっというまにアリーナにダイブできるくらい柵が低い)ので座ってたけど、アリーナはみなさんは燃えてましたよ。『何処へ行こう』は圧巻だったなあ。楽器ひとつのむき身の人間と、同じ空間で対峙できることの贅沢さを感じさせてくれました。ラストは『歌ううたいのバラッド』。で、アンコールへ。
アンコールではなんと、噂のドクロの黒い着流しで登場。赤いじゅばんがエロい。「おれのほうが(ぎたー侍より)はやいから・・・ざんねん(ぼそり)」とつぶやく。確かに『ジレンマ』('97)のジャケで侍やってたよね(笑)。っつーか、あなたのほうが格段にギターうまいですから。それはさておき、たもとからのぞく赤い襦袢と、シルバーアクセのミスマッチに萌え。
アンコールは3曲。『誰かの冬の歌』(いい歌だー)に始まり、『海に出かけた』で終了。武道館をやる・・・ってこの春に決心したときから、最後はこの曲にしようって決めてたそうだ。はぁ・・・一年がんばったねぇ。なんか私ももうこれで年賀状書いてソバ食って寝てもいいような気がしてきたっすよ。
全部で2時間20分くらいだったかな。来年はいろんな都市を40箇所以上まわる大規模なツアーを計画してるそうで。宇都宮や水戸、滋賀や鹿児島や帯広にも行くそうですよ。精力的だなー。初めての武道館から5年たって、年を重ねて、なんだか前よりマイペースで、いい感じで頑張っているのがうれしかったな。今宵斉藤サンに弾かれたギターもしあわせだったことでしょう。

ところでグッズ。オリジナル手ぬぐいがありましたよ!遠くから見て“お!手ぬぐい?!”と思っても、近づいてみるとタオルでがっくり。というケースが多いなか、さすが侍。わかってる。やっぱ日本人は手ぬぐいだよな。しかもこの藍染めはかなりのクオリティですよ。手ぬコレクターNちゃんのぶんと合わせて二枚購入。だいまんぞくで帰りましたとさ。