THE COLLECTORS@恵比寿リキッドルーム

ザ・コレクターズ14枚目のアルバム発売記念ツアーに、仕事なかまのTのちんと一緒にでかけた。
Tのちんはよその会社の人なんだが、はっと気づくと仙台のあらばきロックフェスでジッタリンジン見ながらニヘラ〜と笑ってたり、小岩井農場ポールウェラー見ながら踊ってたり。はたまた大嵐のなかジョー・ストラマーを見に来ていたり。とにかくいろんなライブでばったりと出会う。そのたんびに「ボクが来てたことみんなに内緒ですよ!」と口止めされるのだ。どうやら彼は仕事関係のひとに別のいいわけをしてライブに来る時間を作っているらしい。これってお互いさまだぜ(ってここでばらしてるけど)。
Tのちんとは本当に不思議なご縁で、その話はまた改めて…って感じなんだけども、彼はこの10年間地道に、私にコレクターズを布教しつづけてきた。その甲斐あってか、この3年ぐらいすっかりわたしもコレクターズらぶなのだった。


恵比寿のリキッドに来るのは初めてというTのちんは、あまりにきれいになったリキッドに「すげーすげー」を連発(ホント、語彙の少ない男だわ)。下におりて、フロアでTのちんの後輩女子mちゃんと合流。mちゃんがさっそくダブルミントのチューインガムを2本ずつくれた。用意イイ!さんきゅーです。
予定の19時半を10分くらい過ぎてライブスタート。暗闇にまず3人が現れスタンバイすると、満を持して加藤さん登場です。うおぉぉー紫のキラキララメシャツ!すげー!って思わず声に出ちゃったよ(笑)。曲は新譜を中心に、昔の曲も散りばめて。どの曲もいい曲だ〜。コータローさんのギターも冴えまくってます。加藤さんの麗しい歌声のおかげでつい忘れがちだけども、ベース、ギター、ドラムのプレイもすげーよ…ってことをインストで演った『Psychedelic Heartbreak』で見せつけられた。
「なかなかアルバムが出ないんで、やきもきして
 その間にピロウズに浮気したりした人もいるかもしれないけど。
 ふっ、いつでも帰って来いよ…」
と色男ぶる加藤さんに「さわお来てるんだから(やめなさい)」とつっこむコータローさん。
ようやく風邪が治って声が出るようになったという加藤さんは、実に気持ちよさそうに熱唱してらした。
「いやーワンマンはいいねーやっぱ。
 たっぷり歌えて、たっぷり見せれて、たっぷり光れるよ」
っつうコトバの通り、ラメシャツの次は、紫のサテンのシャツにお召し替え。さらに一度目のアンコールで、今度は白のラメシャツに、そして二度目のアンコールでグリーンのサテンシャツ&ネッカチーフ(って死語だよなあ)と、あんまり意味ない感じのお色直しが3回ですよ。いまどき結婚式でもそんな着替えないっしょ。っていうかいろいろ光りたかっただけですね?Tのちんは加藤さんのお召し替えっぷりに、某寿司屋の“光りものセット”を思い出したそうだ。
二度目のアンコールで、チューインガム投げも堪能。およそ二時間、たっぷり聴かせて、踊らせて、ちょっと泣かせて、笑わせる。なんかもう名人芸を見た思いです。そして何より、本人がいちばん楽しそうなのがスバラシイっす(笑)。これからもずっと、アイドルっぽくキラキラしててくださいな。そして、染の助・染太郎のトシになるまで傘ぶんまわして、私らのチューインガムを受け止めてくださいな。


ライブのあと、遠方からはるばる参戦したmちゃんの妹軍団とも合流。妹ちゃんは、12歳から17年間コレクターズひとすじだそうだ。すごいなあ。12歳からの17年間に、私はどんだけ色んなバンドに浮気したことか…。
そんなコレクターズ愛にあふれたメンバー6人で、ライブのあとは、居酒屋へ。おいしいビールを飲みました。