ゆらゆら帝国@川崎チッタ

5月のAXに(別のライブで(^^;)行かれなかったので、今日のライブは絶対に死守すべく巧妙に画策してきた甲斐あって、19時には川崎着。今回のツアーTは、機材の描画系っすね。光りモノ系、デジタルデザイン系を経て、原点に戻りましたな。とりあえず買わずに中へ。
予定の19時半を10分くらい過ぎたところでライブスタート。坂本さん、いつもの赤パンに、黒Tシャツ。黒Tはちょっと新鮮な感じ。
一曲めは『頭炭酸』そう来たか!一郎さんがよく見えるってことは、チッタはステージ高いんだね。ついでに言えば天井も高くて、坂本さんのギターさばきがひときわ神々しく見えるよ。つづいての『2005年世界旅行』じゃ、坂本さんがパット・メセニーに見えたもん!ホントだもん!!(そんくらい目の前に世界が広がって見えたんだよ)。『はて人間は?』のリズムはかっこよすぎるし、『タコ物語』のアレンジにはちょっと笑ったし、いやホント改めて思いましたよ、アルバム「sweet spot」は名盤だ。ラストの曲は『sweet spot』かと思いきや、『EVIL CAR』に乗り変わって、2時間弱で終了。アルバム『ミーのカー』からは一曲もやらなかったけど、全然そんなことはどうでもよかったりした。ここ数年のなかでいちばんしびれたライブだったかもしれないよ。っていうかね、ゆらゆらのライブを初めて見た頃と同じ気持ちになったですよ。
同じバンドを長い期間見ているとたいがい飽きてしまうか、つまんなくなっちゃうってことが多い。“飽きる”ってのは、そのバンドが同じことしかしない、できなくて、こっちが勝手に見飽きるケース。そういうバンドはたまに見るとすごく嬉しかったりする。“つまんなくなっちゃう”のは、バンドが馴れたり狙ったりマーケティングしはじめたりして、だんだん自分の好きだった部分が消えていってしまうケースが多い気がする。ゆらゆらのカッコ良さは、つねに新しいことをしようとしていながらそこにいわゆるマーケティングがない潔さ(本人たちの中にはあるのかもしれないけど、それはたぶん世間一般のマーケティングとは大いにズレてるー笑)なのかもしれないなー、と今日のライブを見ていて思った。
そこにあるのは“何がロック的か?”という基準だったり“自分が飽きないようにする”ってモチベーションだったりで、誰かの“事情”だったりはしないんだろうなぁ。と、つねに誰かの事情に振り回されながら日々働いているあたしは、涙目で思ったわけですよ。そして改めて気づいたよ。私はゆらゆらが好き過ぎる!!


というわけで、ライブ終了後、またTシャツを買ってしまいました(^^;しまう場所がない。