ちょっと感傷に浸ってしまいました…これも長い(笑)

さて、こっからは個人的な思い入れの話。
イカ天ブームのちょっと前、私はライブばかり行ってる大学生だった。その頃、インディーズの情報がのってる雑誌は『宝島』か『DOLL』くらい。しかもインディーズ=パンク(ポジパンー笑)みたいな扱われ方で。ビートロック好きはなかなか情報を手に入れる手段がなかったわけですよ。
いいバンドを見れば、友達にも見てもらいたいと思うし、多くのひとに知らせたいと思う。そのバンドのことをもっと知りたいとも思う。でも知る手段がない。知らせる手段がない。あの頃インターネットがあったら、ぜんぜん状況は違ってたよね。
その頃はダイマス氏も(たぶん)学生で。ライブの企画をしたり、昔の渋谷屋根裏でバイトしたりしながら、あちこちのミニコミに“あのバンドがいいぞ!”とか“最近のライブシーンは…”とか書いてくれたりしていたわけです(…なんてこんなこと勝手に書いていいのかな(^^;)。
でね、何が言いたいかっていうと、今日改めて噛みしめたんですよ。その頃のダイマスさんと、今のダイマスさんと、まったくマインドが変わってないんだなーーってこと。音楽で食ってるとはいえ、その根っこにあるのは「こいつでひと儲け」じゃなくってさ、「ほら、ここにこんないいバンドがいるんだよ、聴いてよ聴いてよ」っていうね、知らせたい気持ちだったり。バンドに対しては「おまえいいよ、もっとできるよ、そんなおまえが見たいんだよ」だったり。これ純粋にそうなんだと思うのよ。それが持続してるってのも凄いし、世間がそれについてきてるってのも凄いよねぇ。
きょうのイベントを見てさ、そういう想いの塊を目に見えるカタチにしてもらったような気がしたんですよ。昔は手段がなかった。でも今はインターネットがある。求める人と求める人がつながれる手段があるんだよね。それをうまく使って、見る人も一緒になって、こんなイベントを作っちゃった。これはスゴイこと。しかも“daimasの日記スペシャル”って本人の冠つきだもんねぇ。そりゃ涙のひとつも出ちゃうってもんですよ(^^;。


そういうこと抜きにしてもさ、本当にいいイベントでしたよ。ライブもよかったし。ダイマスさんとその仲間のスタッフじゃなかったら、こんなにも見る人と送り手との垣根がない、見る人にやさしいイベントはつくれなかったんじゃないかなぁ。いいもの見せてくれて、ありがとうございました。これからもドンドンやっちゃってください!
ライブの最中、あちこちウロウロしながら、いろんな角度からライブを見ているダイマスさんを何度か見かけたけれど、いい顔してたっすよ。私もじぶんの仕事を頑張らなくちゃなぁ。そう思った。ウン、頑張りますよ。