『トゥルーへの手紙』

レコ屋のついでにふらりと映画館へ。ひさしぶりの映画館です。
ブルース・ウェーバーが9.11を契機に愛犬トゥルーに宛てて書いた手紙を軸に、彼の撮った映像だけでなく、彼が思い入れる映画のひとコマや、詩の朗読なんかをコラージュした作品。大きく言えば“愛と平和”について考えたものなのだけど、冒頭自ら“ホームムービーをつくろうと思った”と述べているだけあって、テーマはざっくりしたもんだ。「きゃー犬かわいい!」って感じなのかなー?とちょっと思ってたんだけど、そうでもなかった(実際、犬はかわいいけどね)。
私は犬を飼いたいと思ったこともないし、幼なじみが飼っていたヨークシャーテリアを(毎日彼女の家に遊びに行っていたのに)一度も抱き上げたことがなかったくらい、どちらかというと動物は苦手なのだが、やっぱりブルース・ウエェーバーの映像はいい。途中で引用されている戦争写真家バローズの写真もすばらしかった。
犬の目線に合わせて撮影するために、棒の先っぽにカメラをくくりつけて先生の愛犬と一緒に走り回るアシスタントの姿に、なぜかちょっとキュン(笑)。それとラストの映像が好きだな。ブロッサム・ディアリーの歌声もステキだった。
小学生の子供連れで来てる人がいたけれど、子供は面白かったのかな?小学生の感想が聞いてみたかったな。