寒中ボート

cocoachoco2005-11-20

きょうも寒いけど、いいお天気。
ようやく相方もお休みがとれたし、せっかくだから出かけようよ。でもどこ行く?特に何をする気も起きないので結局ぐずぐず。映画館に入ってしまうのも、お日さまがもったいないし。こうしているうちにも日が陰っちゃうよ。ギリギリになって、支度を始め、とりあえず自転車でお出かけした。
目的もなく近所を走るうち、碑文谷公園へ行こうということになった。公園の駐輪場に自転車を停め、ぷらぷら歩く。ポニーに子供たちの行列ができてる。この公園ではポニーに乗れるのだ。ココアとか、タバサとか、いかした名前のポニーが4頭お行儀よく並び、こどもたちが世話してた。その向こうには犬コーナー。ほのぼの。ちょっと清里とか来た気分。

碑文谷公園と言えば、池。季節的にもうボートは乗れないだろうと思っていたのだけど、看板を見たら11月30日までは乗れるらしい。12月を過ぎると4月になるまでボートはお休み。せっかくだから乗ることにした。仕事だなんだで今年はちっともカヌー旅に行かれなかった相方が、ひさしぶりオールを握る。乗せてもらうこっちはラクチンラクチン。池のまわりの木々はうっすらと紅葉しており、逆光にひかる噴水がきれい。ほんの1時間前には、じぶんがボートに乗っているとは思いもしなかったなぁ。

漕いでるうちに、ガチョウがエサを求めてまっしぐらにやってきた。ゴメン、手ぶらなんだよ。エサがもらえないとわかるとガチョウはとっとと別のボートに向かって泳いでいった。ゲンキンねー。こんな冷たい水の上で、何でガチョウは寒くないんだろう。お父さんとふたりでボートに乗ってた5歳くらいの女の子がまいたエサに、ガチョウがむらがった。どうやらお嬢さんはガチョウが怖いらしく、突進してくるガチョウに向かって「あなたたちぃ!あっちイキナサイィィ!!」と敬語で金切り声をあげていた。お嬢ちゃん、だったらエサをあげるのやめなさい…と思ったけど、お父さんはそんな娘を見るのが面白いらしくノー・アドバイス。狼狽する子供を見て親が楽しんでるときって、あるよねぇ(^^;。

しばらくボートに寝転がって、青空を流れる雲を眺めた。ちょっと寒いけど、まだ大丈夫。今年最初で最後のボートだなぁ。気分はちょっと映画『黄昏』。空を眺めていたら、遠くのボートで別の子供が、アヒルに向かって“よぉ〜くかんがえよ〜お金はだいじだよ〜”って歌ってた。なはは。


30分100円のボートタイムを終えて、すっかり冷えてしまったのでお茶をしに再びサイクリング。卵の中に入ったプリン、ウフプリンで有名な柿木坂陸橋脇のケーキ屋『QUATRE』へ。中にラズベリーソースの入ったチーズケーキ&コーヒーを飲みながら、ようやく図書館で借りられた『ねじまき鳥〜』を読み始めた。さて、年内に読み終わるでしょうか…?(^^;

すっかりあたりも暗くなった頃いったん家に戻り、オーストラリア土産を持った相方と実家へ。とーちゃん、かーちゃんと牡蠣鍋(そう、今夜も鍋!)をつつきつつ、持参したヤラバレーの白ワインを結局ほとんど私と相方で飲んでしまった。食後はソファでうたたね。いい身分です(^^;
さすがにそろそろ、手袋しないで自転車に乗るのは修行ですね。