自転車フィルムフェスティバル

午後の打ち合わせを終えたあとは、ひたすら資料を読みながら、仕事上のとある電話をジリジリと待つ。が、結局電話がないままに、自転車映画祭の時刻になってしまった。このフェス、NYではすでに5回を数え、7000人もの動員があるらしいけれど、日本で開催されるのは今回が初めて。メッセンジャーの知りあいがボランティアで運営してることもあって、ひさびさに知り合いに会うのも楽しみのひとつでした。
http://courio-city.com/bff/bff_review.html#programa
会場は、西麻布のスーパーデラックスというクラブ。片側の壁面一帯に三つのスクリーンが広がり、まんなかにソファやらサイズがまちまちのイスが出ていて、スナック食いながらビールを片手に見るというゆるーい観賞スタイル。作品はNYのメッセンジャーの一日を追いかけたドキュメンタリーや、急ぎの荷物を頼まれ急いで届けたら実はそれは…というストーリー性のあるもの、BMXのワザがこれでもかと収められたアドレナリンムービーなど、長くても20分くらいの短編がたくさん。NYの片足のメッセンジャーのドキュメンタリーは感動したし、“死んだ人は自転車で天国に行くんだよ”っていう短いアニメはかわいかったな。いつのまにか会場は立ち見もぎっしりでチョイ酸欠気味。命知らずな走りやワザに、ヒューヒューやんやの喝采が湧く。そんな会場のライブ感も含めてたっぷり堪能しました。
二つのプログラムを通しで見て、終わったら23時すぎ。会場がずっと圏外だったので、急いで外に出たら、きょう一日待っていた仕事の電話の件で、予想をはるかに越えたドッカーンな一大事が起きていた。アハハアハハ(崩壊)。
そのあと会場ではアフターパーティで、BMXのエキシビションなんかがあるみたいだったんだけど、時差ボケの相方は“ねむい”と言ってさっさと帰ってしまったし、酸欠気味のNちゃんも“やっぱ帰るわ”と言って帰ってしまったので、再会した知り合いたちと一杯だけビールを飲んで、私も帰った。
聞けば、先日訪ねた自転車屋のオヤジも来てたらしい。東京の自転車屋さん&メッセンジャー大集合。いろんなカルチャーがあるなぁ。こんな映画祭が日本でも定着するとおもしろいね。来年も楽しみにしてますよ。