『庭の桜、隣の犬』
いっしょにいてもどうにもならないけど、別れても何も変わらない。ゼロ+ゼロはゼロ。な、ビジョンがないふたりの結婚生活。そして、それを取り囲む親、兄弟、それぞれの暮らし。こういうどうにもならない感じを淡々と描く角田さんは、本当に冷静というかいぢわるだなぁと思う。ホント後味悪いんだけど、でもこういうひとっているし、こういうことってあるし。嘘くさくないからこそ、イヤ〜な感じがして、でも引き込まれてしまうんだろうなぁ。ところで、和田レミって変な若い女が出てくるけど、これって平野れみの本名だよねぇ?いいのかよぅ。このキャラはチト気の毒(^^;。
- 作者: 角田光代
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/09/29
- メディア: 単行本
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (50件) を見る