読了

『チャイルド44』

後輩が「久々にめっちゃ面白いっすよ」と言って貸してくれた本。 読み始めたら、確かに止まらない。ミステリーとしても面白いけれど スターリン体制下のソ連に暮らす人々の、誰も、家族すらも信じられない 抑圧された生活が実に緻密に描かれていてどんよりと…

『潜水服は蝶の夢を見る』

入院中に読むにふさわしいのでは?と思って購入。初日に読み終えた。ま、入院のレベルが違いすぎッスけど(^^;。潜水服は蝶の夢を見る作者: ジャン=ドミニックボービー,河野万里子出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/03/05メディア: 単行本購入: 6人 クリッ…

心の休ませ方

前日の夕方成田に戻って、その13時間後には羽田。朝6時のヒコーキで神戸に行くハメに…。実は出かける寸前も神戸仕事に振り回されてどんより〜。思わず成田の本屋で『心の休ませ方』という本を買って機内で熟読してしまったのだった。生きる気力を失う心の奥…

『流星ワゴン』

ロッキンゴルファーN氏にすすめられて買ってみたのだが いや〜、泣いちゃったな〜。たぶん世代的なものもあるね。 父親に死なれる前に読んでおきたい一冊。流星ワゴン (講談社文庫)作者: 重松清出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/02/15メディア: 文庫購入…

ひさしぶりに記録

↓後輩に借りて読了。うらやましい人生。本田宗一郎夢を力に―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)作者: 本田宗一郎出版社/メーカー: 日本経済新聞社発売日: 2001/07/01メディア: 文庫購入: 19人 クリック: 221回この商品を含むブログ (67件) を見る ↓会社で拾っ…

同窓生祭り

先日の同窓会で久々に再会したお友だちが本を出版したというので探してみたら 恵比寿のアトレで、ちゃんと平積みになってた。すごいなあ。 彼はアメリカで、こんなにストレスの多い仕事をしてるのかあ…と思ったら 私の仕事の苦労なんて鼻毛みたいなもんだな…

なぜか天童祭り

先月の神戸出張の際に新幹線のホームで『あふれた愛』をたまたま買って読み そのなりゆきで、図書館で“家族狩り”シリーズ全5部を借り GW&わかし号で一気読み。読ませますなあ。 ↓こちらは4本の短編を集めたもの。 どれも不器用な家族、心に傷をもつ人々の…

このタイトルはセカチューへのオマージュでしょうか?

先生が書いた本。先週、朝日新聞に取り上げられてて 先生のウツクシー写真もでっっかく掲載されてたのを相方から教えられ購入。 やっぱそうなんだろうなあ、字幕の世界も大変すねー…と察するに余りあるギョーカイ裏話いろいろ。 そんななか、『イカとクジラ…

古本屋に本を売りにいくと、売ったお金でつい一冊買っちゃうんだよねー。 『錆びる心』は桐野夏生の短編集。どの物語も桐野さんらしく、読後感が気持ち悪りぃ(^^;。 どれも企画が先立ってたっていうか、オチが見えてたぞー。錆びる心 (文春文庫)作者: 桐野夏…

『手紙』

平積み効果で、つい購入。映画になったんすね。 貧しさゆえ、弟を進学させたいがゆえに犯罪者となってしまう兄。そして、犯罪者の弟であることを背負って生きて行かねばならぬ弟。お、重い。重いよー。そして、深い。重いテーマを淡々と、容赦なく描く筆致に…

『プラダを着た悪魔』

単行本が出たばっかの頃は、どーせそーいう話だろうと想像がついちゃったので スルーしてたんだけど、 “要領の悪いアシスタントが文句ばっか言ってる話でさー 読んでるウチに、あんたもっと仕事しなさいよ!って いつのまにか悪魔側の目線で読んでんだよー。…

二時間ドラマ2本立て

旅行に行く前に、機内で軽く読めるものを借りようと思って図書館に行った。 “せっかくの休暇だもの。いまだかつて読んだことのないジャンルにチャレンジしてみよう!!” ふと、そう思った瞬間目の前の棚に並んでいたのは…そう!ハーレクインロマンス!!うひ…

『みうらじゅんの映画批評大全』

本当にいくつになっても男子ってやーねー。バカで。下品で。テキトーで!って女子からのツッコミを待っているとしか思えないね、この人。もー“そこがいいんじゃない!”って先回りしてタイトルにしてるけどね(^^;。98年からの映画秘宝の連載をまとめたものな…

読書の秋です。

ずいぶん前に読んだのもまざってますが。 ■『サウス・バウンド』。古本屋で20冊売ったお金で、コレ1冊購入。 元過激派の親を持つ小学生の男の子の、苦労?と成長のものがたり。 面白かったー。何がって、過激派式・不良の撃退法が。サウス・バウンド作者: …

『なぜ粗食が体に良いのか』

相方が、知り合いに貰ってきた文庫本。往復の新幹線で読んだ。 この本によると “◯◯を食べれば癌が治る”みたいな食餌療法の本を100冊も読めば いずれもお互いの主張が矛盾して、何を信じれば良いかわからなくなる。 食材にこだわった食餌療法を捨てて、ともか…

『夜のピクニック』

頭に“夜の〜”と付くとつい『真夜中のサイクリング』か『真夜中のプール』だと思ってしまう私ですがピクニックもいいな〜と思ったよ。高校時代にもしこんな行事(一昼夜かけて80キロ歩く、歩行祭)があったら(実際やってる高校のドキュメントを見たことある…

『「そうじ力」であなたが輝く〜幸運を呼び込む簡単な魔法』

まさに“掃除をすれば幸せになれる”って本。 “生まれ変わるために、捨てなさい” “そうじをして、ありがとう空間をつくれば、あなたは次のステージに行かれるのです” そんなことばの間に、掃除のおかげで幸せになった人の例が、 まるで雑誌のうしろのほうの“幸…

『NY式デトックス生活』

いま流行りの毒出しですな。 いい加減トシになってくると、カラダにはいろんな毒が溜まってるんだろうなぁ。 マグロの水銀含有量がそんなに多いとは知らなかった。 お寿司もほどほどにしないとね。 NY式ってだけあって、サプリメントを飲め〜サプリメントを…

連休中に図書館で借りて読んだ本。

翻訳界では有名な本なんすよね。村上春樹と柴田元幸センセの翻訳についての3回に渡るフォーラムを記録した本。お互いの土俵であるレイモンド・カーヴァーと、ポール・オースターの、同じテキストを2人がそれぞれ訳したものが並べて載せてあったりする試み…

『陰日向に咲く』月曜日は読書

からりと晴れて暖かい月曜日(回想)。 期初面談、打ち合わせ、そして仕事帰りに美容院で髪を切った。 劇団ひとりの処女小説『陰日向に咲く』を読み終えた。 短編集のようでいて、いろんな話がちょっとずつ絡み合ってる とてもよくできた話。そして、いちい…

明日の記憶

荻原さんの本、初めて読みました。ていねいな筆致。お人柄ですかね。 主人公の佐伯氏は、広告代理店の営業部長(50歳)。 最近物忘れがヒドイなと思ったら実は若年性アルツハイマーで…というお話。 佐伯氏がアルツかよ…と、そこでちょっとしみじみ(^^;。 最…

『秘密』

布袋の自伝。やっぱ世代的にこれは無視できない。っつーか、気がついたら買ってた(^^; 私が初めてライブというものに行ったのは中学生の頃、ボブ・ウェルチ@中野サンプラザだ…という話はずっと前に書いたような気がするのだけど、初めてライブハウスというも…

沖で待つ

立ち読みでもOKなくらい、短い。2編収められてるのだが 芥川賞とった「沖で待つ」は、そのことばが出てきたところでちょいホロリ。 しかしおとぎ話だなこりゃ。 もう1編の「勤労感謝の日」のほうは・・・ こういうブログ書いてる人っているよなぁ。 イチカ…

『年下の女友だち』

週末の出張で新幹線に乗るときに、なにか読むものはないかな?と 品川のコンコースで30秒で購入。 中年の女性イラストレーターが年下の女ともだちから次々と恋の秘密を うち明けられる…という設定で展開する短編集なのだが、なんというかもう ひとことで言え…

『庭の桜、隣の犬』

いっしょにいてもどうにもならないけど、別れても何も変わらない。ゼロ+ゼロはゼロ。な、ビジョンがないふたりの結婚生活。そして、それを取り囲む親、兄弟、それぞれの暮らし。こういうどうにもならない感じを淡々と描く角田さんは、本当に冷静というかい…

『容疑者Xの献身』

これも相方の読み古し。 アパートの隣の部屋に住む女性(バツ2娘アリ)に心を寄せる冴えない数学教師が、その天才的な頭脳をフル活用して、殺人事件の隠蔽を計る。その男と、刑事、両者の共通の知人である物理学者・湯川の頭脳合戦。パズルを解いていくかの…

『凍』@沢木耕太郎

沢木さんの最新作ってことで、相方が貸してくれた。“すごいよ、緊張するよ”と。 世界的なクライマーである山野井夫妻が、ヒマラヤの名もなき山ギャチェンカンに挑んだときの話を軸にしたドキュメンタリー。最初のほうは彼らの生い立ちやクライミングの手法な…

『ねじまき鳥クロニクル』1部・2部・3部

3部に分かれてるとはつゆ知らず、全集の中から図書館で借りて読んだら、まず借りた1冊は1部と2部が収められたものだった。それは去年中に読み終わっていたのだけれど、次の第三部が収められた一冊が借り出されちゃっていて、それを手にするまでずいぶん…

『心が雨漏りする日には』

中島らもが、いかにしてソウウツ病とつきあってきたかを時代を追って記した本。中島らもには才能があって、しかもあたたかく見守ってくれる人がいるから、軽くおもしろく読んでしまえるけれど、実は壮絶な話だよ。いつか私にもこの本読んでて助かった!って…

しんすけまつり4

いつまで続くんだ、しんすけ祭り!これを本と読んでいいのかわかんないんだけども。