フジロック初日

目が覚めればどんよりと曇り空。予報は13時から7ミリの雨。7ミリと言えば土砂降りですよ。ザ・クロマニヨンズが始まった途端に降るのか…っていう覚悟のモトに、11時近くになってぷらぷらと会場に向かう。
朝いちの目標は、メロンパン。メロンパン!メロンパン!!しかし、2年連続で楽しみにしていたメロンパン屋はなくなっていた。ちぇー。ざんねん。うまかったのに。朝いちの気分にぴったりだったのにぃ。かわりにってわけじゃないけど、ベーグル&ベーグルが出店してた。そのうちマクドナルドとかも出店すんじゃね?
仕方なくそば粉のガレットを食べてみる。いまいち味がない。去年のダイマスカフェのほうがうまかったな。


という感じのスタートで、この日見たのは次のラインナップ。
SAKEROCK(ラスト一曲。そろいの白スーツがいかしてた)
ザ・クロマニヨンズ(すげー!まさに原始返り!!)
→sandii(ラストのフラダンスだけ。ウェストラインがステキ)
NATSUMEN(かっちょいい!)
加藤登紀子(娘のYAEも赤ちゃん連れて登場。母娘デュエットあり。知床旅情で泣く)
TOMMY GUERRERO(めちゃめちゃきもちいいー。気持ちよすぎてイスに座ってちょい昼寝)
OOIOO(かわええ)
GNARLS BARKLEY(2曲くらい。すげー迫力。バンドが全員ダイナー風のコスプレしてて楽しい)
→JET(踊る踊る)
→THE ZUTONS(踊る踊る)
→フランツをちら見しつつMADNESSへ。MADNESSで踊り狂う。
初めてのザ・クロマニヨンズは30分弱のステージだったけれど、全曲疾走感あふれる新曲(あたりまえか)ってこともあり、見応えたっぷり。“オレのいちぶが恥部じゃない〜オレの全部が恥部なんだ〜”とか“エレキギター〜かっこいいぞ〜”って、40過ぎてまるでバンドはじめたばっかの中学生みたいなところがしびれた。こういうリセットなら大歓迎だな。


予想外にステキだたのは加藤登紀子。人もすごくおおぜい集まってた。あのトシであの白いドレス。なかなか着れるもんじゃないぞ。決して美人じゃないのに、すごくきれいだった。『100万本のバラ』を生で聴く日が来ようとはね。孫と一緒にヘブンのステージなんて、ステキだよね。


そしてそして、今日は何と言っても、マッドネス!!中学時代から大好きだったんだよ!どんなオジサンたちになってるのかしら。わずかな不安と期待を胸にもうドッキドキ。オープニングを見逃してはならじと15分前から前のほうでスタンバったさ。
最初にGAZ MAYALLが登場して、バンドを紹介。紹介しつつ
「かつてアンディ・ウォーホールは言った。パーティを楽しむいちばんの方法は
 そこにいることだ!」っていうギャズのセリフに大興奮。
そしてステージに現れたマッドネスの面々は、トシとったぶん少しふっくらしていたけれど、粋なスーツに短髪が素敵な、ちょい悪オヤジになっていて、かっこいいったらーー。バカが止まらないちょい悪おやじ。これ最高ッス。ワンステップびよーん!!を大合唱したあとも、全曲歌える自分に笑う。途中3曲ほど、リコ・ロドリゲスが参加。直立不動でトロンボーンを吹くリコ。ナイスいい味じいさん!!アンコールも2回。最後の最後には“ちょっとしたGIFTがあるよ。この曲を演るのは20年ぶりだよ”と言って『 IN THE CITY』を演奏。うぎゃー。トシがいもなく、いつのまにかモッシュにまぎれてムカデダーンス!!
めちゃめちゃ楽しかったー。けどくたびれたー。足が棒。
ところ天国でカクテルを飲みながら、光のショーと、ROSSOのPV上映を一曲だけ見て帰った。
予報に反して本日は雨粒がほとんど落ちて来なかったのは奇跡だね。