THE COLLECTORS@日比谷野音

コレクターズ結成20周年記念の野音。よぶんにチケット取れちゃったんで行きましょうよーと誘ってくれた人がいたものの、果たして法事の帰りにかけつけられるんだろうか?チケットをよくよく見たら、えーーっ?!スタートが17時?絶対ムリ!!
ちなみに法事が終わったのが14時。奈良の山奥の墓地から電車を乗り継いで、ようやくのぞみに乗れたのが16時。品川着くのが18時25分。これじゃあ野音に着くのは19時だよ!開演2時間後って、ハイロウズならとっくにライブ終わってる時間じゃん。行ってみるべきか否か、ああどうしよう。とりあえずのぞみのトイレで喪服を着替えて、いつでもライブに行かれる身支度を整えつつ、どうしようどうしよう?と悩みながら爆睡だ。ええい、眠ったらちょっと元気になっちゃったぞ。はぁ。どうしよう。悩んだまま品川に着いたら相方がひとこと
「荷物は全部持って帰ってあげるから、行って来いよ!」
え。マジっすか?いいんすか?相方が天使に見えたその瞬間、心は決まったね。
というわけで、品川で相方とは反対方向の山手線に乗りました。
有楽町から歩いてるうちに、ライブが終わってしまうのでは…という不安から、とりあえず新橋で電車をおりてワンメーターだけタクシーに乗ることに。改札を出てタクシーを拾い
日比谷公園の、霞ヶ関に近い門に行きたいんですけど」と告げたら、
「きょうは野音、誰が演ってんの?」
運転手さん、察しがいいッスねー。
「コレクターズっていうバンドなんですけど」
「へー。若いバンドはわからないなあ」
いや、そんな若くないんですが…(^^;というコトバは呑み込んで
「でも、17時から演ってるんで、もう終わってるかも…」と言ったら
「アンコールでも間に合うといいね」って、あなたも天使だよ、運転手さん(涙)。
迷うことなく、野音にいちばん近いゲートにクルマを停めてくれて、ドアを開けたら演奏している音が聞こえた。
「早く行っといで!アンコールお願いしといで!」
そんな運転手さんの声に見送られて野音まで走ったよ。ありがとう運転手さん!
到着時刻は18時50分。まだ本編が終わる前で、青スーツにピンクシャツの加藤さんが声も枯れんばかりに熱唱してた。ああ、来てよかった!それから4,5曲演奏して、アンコールも2回。ラメラメスパンコールでできたユニオンジャック模様のジャケットを着た加藤さんも拝めたし、野音じゅうに舞うハンパない数のチューインガムの雨あられは、本当に圧巻だったよー。私が見れたのは50分弱だったけれど、それでも本当に楽しかった。
「まだまだ演るよ。日本の、いや世界のロック史に残るぐらい演り続けるよ!」という頼もしくもうれしい加藤さんのコトバも聞けたしね。“ずっと歌いつづけます!”とか“10年20年、色あせない曲をつくりたい”とか、口で言うのは簡単だけれど、実現できてるのはスゴイなあと、改めてしみじみ。
そして、物販のジャージ。かっこいいんだけどさ、14000円は高すぎね?これにもしみじみ(^^;。