じさま孝行

かつての上司(いまはご隠居)が主宰するゴルフ会の忘年コンペに参加した。
勝沼でラウンドして、石和で温泉入って大宴会。一泊して帰ってくるという温泉ゴルフ。もりや次官のゴルフ旅行とは程遠い自腹旅っす。ラウンドフィーと温泉宿代、メシ3食込みで18000円かそこらなのだから、リーズナブル。…だけれど、ま、コースはと言うと、そういう旅行パックにでもしないと人は来ないだろうな、っていう山んなか。当然グリーンも山あり谷あり。人生そういうもんだよ。と言うにしても、こんなに激しい人生は勘弁だぞ(^^;。ホールとホールの間をカートごとゴンドラで昇ったり降りたりするんだもん。“こんなところにゴルフ場を作ろうと思ったヤツはスゴイなあ”と中途半端に色づいた(のだか枯れてんだかわかんない)木々を眺めながらみんなで感心した。
冷え込みがきつくて、ご隠居は“寒い寒い”を連発してたけど、私はボールを追って走りまわってたんで、むしろ暑かったです。筋肉痛まっしぐらっすね。ホールアウトしたあとは、温泉宿に直行。宿は鄙びたと言うか煤けたと言うか。苗場の民宿を彷彿とさせる旅館で、エレベーターなし。部屋(3階)とお風呂(1階)の上り下りでこれまた息切れ。それでもレミオロメンの直筆サインが額装して飾ってあったよ。さすが山梨だね。ともあれ冬のアウトドアのあとの温泉は最高っすね。たっぷりお湯のある女風呂を独占し、大広間の宴会でザッツ・日本人!を堪能。ウチの相方のことはよく知っているが、私とは初対面という某ご隠居さんが“きみんとこのダンナは太ったねえ。丸顔というより二重丸だよ”としきりに繰り返すので思わず笑ってしまった。私に言わんと、本人に言ってやってくださいよ(^^;。本人の自覚を促すためにも。
もうひとり参加していた女子が、急な仕事でプレイ後は直帰…と聞いたときは“げ。女ひとりかよ”とげんなりしたものの、みんなが相部屋でイビキ対決に燃えるなか、私だけ8畳間をひとりじめしてゆっくり睡眠。朝風呂も楽しんで、午前中のスーパーあずさで帰京。いまはブービーメーカー(つまりビリ)だけど“私が優勝のスピーチをするまで生きててくださいよ〜”と言ったら、じさまたちが予想以上に喜んでた。実際は、100まで生きてもムリだと思うけどね(^^;。