精密検査第1弾

“受けてください”と秋ぐちに言われてからすっかり放置していた目の精密検査を、ようやく受けに行くことに決めた。平日に3泊4日入院すれば、すっきり全部終わると言われたのだけれど、さすがにそれだけ休めるんだったら旅行にいきたいので、平日2回通って週末2泊3日入院するコースでやることに。
今日の検査は2時間ほど。“帰りに4時間くらい目が見えにくくなります”と宣言されていたので、その後の予定はゼロにしてのぞんだ。まずは視力検査、片目5分ずつの視野検査(5分間、集中して何かを見るってくたびれる)。それから瞳孔?を開く目薬をさした。ん?瞳孔って死んだら開くんじゃなかったっけ?とにかく目薬を一滴さして30分待つと、あら不思議。視界がぽわーんとして、きらーん。まぶしい。死ぬときってたぶんキラキラしてんのね。こんなお水一滴で世界って変わっちゃうんだなー。
目が開いたら色んな高そうな機械で、色んな角度から何度も何度も目の中の写真を撮った(ようだ)。どういう仕組みで何がどう写ってるのかまったくわかんないのがつまんない。
そして最後は“電気を通して網膜の反応を見ます”ということで、おでこと耳たぶと、目(!)に電極をつけて電気を通す検査。点眼麻酔をしたあと、電極のついたコンタクトタイプの蓋をみたいなのを目に装着してテープでまぶたに張り付けるんだよ。うぐっ。セルフイメージは『時計仕掛けのオレンジ』だ。目を開いてるのに何にも見えなくて、そこはただブルーに光る世界。すごく妙な感覚。目が見えないってこんな感じ?閉所恐怖症の人だったら、いてもたってもいられないんじゃないかな。しばらくその世界に目を慣らしたあと、赤い光がと何度もフラッシュされると同時に心電図みたいなデータがカタカタ出てくる音がきこえた。ううー、これはつらかった。電極コンタクトをはずし、目を洗浄したあともしばらく目がいや〜な感じ。誰が発明するのか知らないけど、この世にはいろんな機械があるんだねえ。ともあれ検査第一弾は無事終了。涙でぼやけてなんも見えねえよ!みたいな状態でトボトボ帰りましたよ。とほほ。