ボビー・コールドウェル@六本木Billboard

相方に誘われて、ボビー。実は、けっこう好きなんですよ。中学生の頃、アルバムを買おうかどうかディスクユニオンで1時間くらい悩んだ記憶もあるほど。『Special to me』好きだったんだよなあ。あの頃売れてたしなあ。(この曲をいまyoutubeで検索すると、ウィンクのカバーしか出てこないのはなぜ)。

What You Won't Do for Love

What You Won't Do for Love

で、最近は毎年のように来日しているボビーさんですが、ライブに行くのは初めて。ついでにミッドタウンのビルボードに足を運ぶのも初めてだ。まずはミッドタウンのピザ屋『Napule』でナポリ風ピザを食べて腹ごしらえし、21時過ぎにビルボードへ。ビルボードはステージの後ろに、まさに六本木の夜景が開けていて、まるでパーラメントの世界。ボビーにはぴったりのステージっすね。
ライブは21時半からアンコール2曲含めて75分くらい。生のボビーは、ちっちゃいおっちゃん(というかおじいちゃん?)だったけど、声はしっかり、あの頃のボビー・コールドウェルだったよ。『Heart of mine』は演ったけど、さすがに『Special to me』は演らなかった。そりゃそうだ。古すぎるわな。
ボビーはMCもお茶目なおっちゃんで、ライブはとても楽しかったのだけど、座った席が悪かったのか、すぐ近くのテーブルに、女の子をはべらせてシャンパンをポンポンあけてる時代錯誤にバブリーな男たちがいて、そいつらが酔っぱらって歌の間も大声で喋るわ、席を移動するわ、しみじみ聴かせるところですっとんきょうな合いの手を入れるわ、女の子といちゃつくわ、ステージよかケータイ見てるわで、最悪だった。ネクタイはずしてワイシャツはだけて、めっちゃ場違い。ミッドタウンという場所柄がこういうお客さんを呼んじゃうんだろうね。酔っぱらって、男の1人が女の子に“オレは週イチくらいでこの店来てるよ”と豪語してた。まあそういう人は出て来るアーチストは誰でもいいんだろうね。ビルボードのクリスマスとか、誰も音楽聴いてないんだろうなー、とか思っちゃったよ。


ライブ終わって外に出たら、相方と堰を切ったように隣の客の話に。あまりにその話で盛り上がりすぎて、ミッドタウンのMOETのバーで思わず私たちもグラスシャンパンを飲んでしまった(^^;。ヤツらががんがんシャンパン飲んでた残像効果だよ。
しかし、金融恐慌か?と言われるこのご時世に、あの騒ぎ方、景気の良さはいったいどんな業種の人間だろうね。お名刺いただけばよかったわ。