ゆらゆら帝国、BECK@Zepp Tokyo

ゆらゆらがオープニングアクトって。どういう狙いだよ?と思いつつ
出張に行ってる間に先行を逃してしまったベック追加公演。
中国から戻って3月半ば、ふつうにローソンでチケット買えてしまったよ。
相方なんぞ当日券で入れたからねー。
ゼップに来るのは、かなりひさしぶり。
いつのまにかヴィーナスフォートのお客さんが中国人だらけになっていた。
インテリアショップはゲーセンになっちゃったし、スポーツオーソリティ
ペットショップや子供服屋に。ビレッジバンガードだけが頑張ってた。


さて、ゆらゆらは19時きっかりにスタートして、きっかり30分。
ベックのセット(兵馬俑みたいなマネキン群)は置きっぱだし、いかにもオープニングアクトだ。
ステージに現れるなり坂本さんが“どーも、ゆらゆら帝国です”と挨拶。
えらい。挨拶出来る子はえらい子です。そんなところもオープニングアクトの自覚だね。
いきなり爆音で始まり、それがひたすら続き、どうなるんだ?と思ったら徐々に
『できない』のイントロへと移行していった。その後は
『ハチとミツ』→『夜行性の生き物三匹』→『あえて抵抗しない』(マラカスふりふり)
→『タコ物語』そして、『ロボットでした』で終了。さすがに私でも覚えられる短さ。
最近のライブの正統派短縮版に『ハチとミツ』トッピングしました!って感じですね(^^;。
想像してた以上にライブは盛り上がって、『タコ物語』では手拍子も(笑)。
演奏は良かったのに、ポジション取りが悪くて、音が悪かったのが残念。
ゼップって前から3分の1より前には行かないほうがいいみたいです。


さてさて、ゆら帝が終わって、セットチェンジなのだが、これが長かった。
ゆら帝の余韻を敢えて消すかのように、50分ですよ。こんだけ待たせるなら
ゆらゆらあと2曲やってもいいんじゃないの?と思ったけども
50分後にあらわれたベックは、もうキラキラとまぶしくて、ちっちゃくて細くて
白い王子様みたいだったよ。これは…50分空けたほうがいいかもしれない(^^;。
ベックの単独公演は地味なアコースティックセットしか見たことがなかったのだが
いや〜華やかだね〜。VEの使い方も、ちょっとしたことなのにアイデアがあって
新鮮で、音楽とともに別世界(昼のね)に連れてってくれる。
(決してスクリーンセイバーではない(^^;)これがセンスが違うということなんだろうなー。
3曲目で後ろ〜のほうに移動したら、ステージはよく見えるし音はいいしで
気持ちよく踊った。アンコール3曲含めて1時間50分くらい。
うーん、アートでありながら、あらがえないメジャー感。楽しかったー。
坂本さんはベックをどんな気持ちで見てたのだろうか…。