後藤さんと井上さん@下北沢・風知空知

下北の居酒屋というかカフェというか。で、スペシャルユニット
後藤さんと井上さんのライブ。
どこの後藤さんかと言えばミドリのまり子さんで、
どこの井上さんかと言えばBAZRAの鉄平くんだ。
すごい。日本最強ブルースユニット!
着席式でご飯食べたりお酒飲んだりしながら、
こんなに間近でまり子さんやら鉄平さんやらの歌と演奏を
見れてしまうなんて、正直、ブルーノートより贅沢だと思うわん。
まずは太陽民芸のジローくんという人が汗をかきかき弾き語り。
見た目も声も、熱いねえ。汗だくすぎて前の席の子に
「とんこつ!」って言われてたのには笑った。
本人は、ニールヤングみたいでしょ?とかボブ・ディランみたいなの
やります!って言ってたけど、いちばん似てるのは
なぎら健一だと思うよ(^^;。
ジローくんが1時間ほど歌ったあと、後藤さんと井上さん登場。
どんなユニットなのかと思いきや
井上さんがアコギで、後藤さんはドラムだ!
始めて2カ月というドラムは、うまい下手ではなくて
その全身での叩きっぷりがもう、いい!!
ライブは、ジャムる感じで始まって、鏡のない世界に住む
とある怪物とみつばちの吉田くんの旅の話に。
いつのまにかカウンターによじのぼり、
ドラムスティックで机やお客さんのビールグラスなんかを叩きながら、
関西弁でものがたる後藤さん。井上さんはギターを弾き続ける。
後藤さんの紡ぎだすものがたりはそれだけで詩のようで
不思議の国のフォークオペラだ。
後藤さんは途中で絵を描いたり、井上さんは長ぶちつよしや
すぴっつのチェリーを歌ったり。もうめちゃくちゃなんだけど
井上さんは何を歌ってもしっかり井上さんのブルースで。
恐ろしく独自の世界を構築し、見るものの目と耳を釘づけにする2人。
あっっというまに1時間以上が経ってた。
いいもの見たなあ。本当にいいもの見た。聴いた。