青山ロックンロールショー@青山葬儀所

清志郎に献花しに行ってきました。
渋谷駅で相方と一輪ずつひまわりの花を買い、
12時に青山一丁目駅でYちゃんダーリンと待ち合わせ。
3人で青山墓地の列の後ろについたとき、ショーがスタート。
MCのあおる声と演奏が墓地に響きわたり、仏さまたちもビックリしたろうなあ。
竹中直人が号泣しながら何かを叫んでいる声も聞こえたけれど
あとは何が起こっているかもわからないまま、炎天下、じ〜〜っと待った。
みんな、誰も文句も言わずに、じ〜〜っと待ってた。
「中高年のほうが我慢強いからね」とYちゃんダーリンが言うと
前に並んでた女性が、くすっと笑った。
並んでいる途中で、係の人が芳名カードを持って来て
「裏にはメッセージを書いてください」と言うので
それぞれにメッセージを書いた。
書きながらちょっと泣きそうになった。
こんな気持ちはいつも、言葉にするとダメなんだ。
葬儀所の門が近づくと、キヨシローの歌声が聞こえて来た。
『ダーリンミシン』『Oh、ラジオ』
門をくぐってテントのところで芳名カードを渡すと
「イエ―!! 感謝for you」と書かれたキヨシローのポストカードをくれた。
遺影と同じ写真のやつ。イエ―!
そこからぐるぐる、ディズニーランドみたいに並ぶ。
持参の花や、メッセージ、贈り物は途中のテントで預ける仕組み。
中では用意されたバラしか献花できないみたい。
入り口のところではバルーンのうさぎが風に揺れてて、ホントのライブみたいだけど、
忌野清志郎 葬儀式」と書かれた看板が、現実を見せつける。
ようやく建物の中に入ると、奥のほうに紅白の垂れ幕。
ピンクの壁で清志郎が笑ってた。遺骨の前に、位牌。
その前に、ギターとドラム。そしてオレンジ号。
好きなものに囲まれてキヨシローは笑っていた。
「死ぬなんて、人生の一部なんだぜ。悲しまないでくれよ」
そう慰めるかのような紅白の垂れ幕。
足元にはカラフルな紙吹雪。こんな葬儀式、見たことないよ。
最後の最後まで、すごい生きざまを見せてくれる人だね、キヨシローは。
すてきな歌をありがとう。ライブの楽しさを教えてくれてありがとう。
言葉にすると月並みなだけれど、ほかの多くの人たちと同じように
キヨシローには「ありがとう」としか言いようがないよ。
葬儀所の門をくぐるまでに2時間40分、
門をくぐってから、祭壇の前にたどりつくまでが1時間以上。
気づけば16時を過ぎていたから、4時間並んだことになる。
祭壇の前でもらったバラを供えて、手を合わせ
キヨシローにお礼を言った。
外に出たら、過去のコンサートのポスターや
ステージセットに使われたこたつ、ファンからの千羽鶴が飾ってあった。

ポスター、かっこいいなあ。
本当に、かっこいいなあキヨシローは。
最後まで、かっこよかったなあ。
同じ時代を生きられてしあわせだったなあ。
今日はキヨシローに会えてよかった。
行ってよかった。並んでよかった。
帰りがけには『YOKOSO!』が流れてた。
これから帰るっちゅうに!(笑)
そんなことを語りあいながら、乃木坂から地下鉄に乗ったら
4時間の疲労がどっと出てきた。足だる〜〜。
墓場で蚊にくわれた〜〜(^^;。
キヨシローに会うまでは、まったくそんなの気になんなかったのにね。
ビールを買ってYちゃんちへ行き、キヨシローに献杯!(って何回献杯してんだよ)
ビールを飲みながら、ランチにとYちゃんが用意してくれてた
トマトシチューをクスクスで食べた。
夕方5時。もはやランチの時間ではない。


あとで調べたら、ヒロトの弔辞もあったんだね。
ほとんどワイドショーでは映してないけど、全文を読むと
ヒロトらしい言葉で語られていて、これはぜひ聞きたかった。
そういえば、キヨシローはフーの単独初来日に間に合ったんだな。
良かった。良かった。