『手紙』

平積み効果で、つい購入。映画になったんすね。
貧しさゆえ、弟を進学させたいがゆえに犯罪者となってしまう兄。そして、犯罪者の弟であることを背負って生きて行かねばならぬ弟。お、重い。重いよー。そして、深い。重いテーマを淡々と、容赦なく描く筆致に吸い込まれ、あっという間に読んでしまった。自分ならどう振る舞うか、あらゆる人の立場で考えさせられたよ。大した本だ。読み終わって思うのは、これ、映像化する必要あるのかなあ?(^^;だって手紙だよ?テキストで十分じゃないの?というか、むしろ、あんまり映像で見たくないかもー。それより、中学生の課題図書にするといいよ。

手紙 (文春文庫)

手紙 (文春文庫)