『潜水服は蝶の夢を見る』

入院中に読むにふさわしいのでは?と思って購入。初日に読み終えた。ま、入院のレベルが違いすぎッスけど(^^;。

潜水服は蝶の夢を見る

潜水服は蝶の夢を見る

20万回の瞬きで書いたという気の遠くなるような事実をさておいても、すばらしいユーモアと想像力。思い切りのびをしたり、冷たいお水をごくごく飲んだり。日常のなにげないこと、生きていることすべてがキラキラと幸福に見えてくる。読み終えてすぐ、映画も見に行こうと決めた。
というわけで、Yちゃんちをおいとました足で、コロコロ荷物を引きずったまま渋谷シネマライズへ。う〜ん、映画も良かった〜。よくできてた。本のなかでは、浜辺で嗅ぐフライドポテトのにおいのエピソードが好きなのだけど、映像では匂いは表現できない代わりに監督は、風にはためくスカートからちら見えする美女の太ももを描いたのでしょうか。隣の席の男の子が、ずっとズルズル泣いていてこいついいヤツだなと思ったよ。映画もよかったのだが、ともかく本がおすすめっす。